出版社内容情報
どこの職場にもいる「面倒くさい人」に、対応しているフリを演じつつ、肩すかしのような「対人術」で自分を守る知恵。
内容説明
職場での人間関係のストレスはつらい。理解しがたい人物は、いろいろといる。でも、そんな人も何らかの心理法則で行動している。それを読み解き、取り扱いのツボさえ押さえれば、一方的に振りまわされるような日常から、あなたは解放される!
目次
プロローグ イライラさせられるあの人から逃れたい!
第1部 面倒くさい人“12タイプ”の心理とトリセツ(やたらと対抗心を燃やす人;傷つきやすく、すぐ落ちこむ人;人の手柄を平気で横取りする人;すぐ怒り、怒鳴り散らす人;やたら自己アピールしたがる人 ほか)
第2部 面倒くさい人と賢くつきあう5つの極意(相手を変えようと思わない;相手とわかり合おうとしない;被害を最小限にすることを考える;相手の心理メカニズムを知っておく;自分の気持ちを制御する)
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955年、東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在、MP人間科学研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
41
どこの職場にもいる「面倒くさい人」。そんな相手に対応しているフリを演じつつも、肩すかしのような「対人術」で自分を防衛する知恵と方法を解説する一冊。「対抗心を燃やす人」「自己アピールしたがる人」「責任逃ればかり考えている人」「杓子定規で融通がきかない人」「小さなことで大騒ぎする人」など12のタイプの傾向と対策を解説。読んでいて複合的な人も結構いたりするのかなとも感じつつ、つまるところ結論としては無理に相手を変えようとしない、分かり合おうとしない、相手の心理メカニズムを知って冷静に対応するあたりなんですかね。2020/11/08
zag2
29
職場でもよく見かける「面倒くさい人」を12のタイプに分けて、それぞれの特徴や背景、対応の仕方(トリセツ)をまとめています。職業生活を振り返ってみると「ああこんな人いたなあ」というタイプばかり。こういう人たちと付き合う極意を5つにまとめてありますが、結局、適当な距離をとって必要以上に関わらないことが秘訣ということですね。簡単に類型化できるほど、人間は単純ではないと思いますが、とりあえずこのくらいのことを知っていれば、後は自分の想像力で対応できるかな。2022/03/30
Natsuko
26
職場において、嫌いとかストレスまではいかないが、まさに「めんどくさい」人っているよなぁとタイトルに共感。「傷つきやすく落ち込む人」身を守るため他罰的。落ち込むことにより大目に見てもらう疾病利得を駆使。「すぐ怒り怒鳴り散らす人」敵意帰属バイアスにより、普通なら悪い意味に取らない他人の言動にも勝手に悪意をくみとる認知の歪み。「自己アピールが強すぎる人」最近の若者について書かれているが、うちの職場はそんな頼もしい若者不在。承認欲求が満たされている?「小さなことで大騒ぎする人」は感情反応が得意で認知反応が苦手。2023/05/22
MIHOLO
16
回りにストレスを与えるであろう12タイプの人のカテゴリとトリセツ。私のストレス源は「どうにも話が通じない人」タイプに書いてあることがドンピシャだった。でもトリセツ部分は思いの外あっさりしていて、期待するからイライラするのであって、話を理解出来ないんだから仕方ない。要するに諦めましょう。的なまとめだった(笑)でもストレスを与えてくる相手の心理法則がわかると、なるほど!と納得する点もあった。相手は変わらないから自衛しないと自分の時間が勿体無い。2020/09/24
ちゃちゃ
11
読みながら、自分が「こんなヤツ」の方に分類されてないかと、だんだんそっちの方が気になってきてしまった…。誰しも自分にしっかり自信を持って生きてるわけではないからね。自分を見失わないように。そして、適度な距離感ということかな。他人ではなく、自分をよりよい方向に変えていくしかない…ね。2021/04/10