内容説明
人を愛するとき、脳内では何が起きているのか?パートナーとの“愛の絆”に不可欠な脳内媚薬「オキシトシン」の作用とは?どんな異性に強く惹かれ、それはなぜか?愛とセックスに依存してしまう理由とは?脳科学があなたに教える、愛をじょうずに紡ぐ法。
目次
序章 女と男の愛のはじまり―ヒトの“愛の絆”は、ここから生まれた
1章 人はなぜ、愛と性を求めるのか―人を愛する脳の仕組みを知る
2章 愛と性をもっと深めるヒント―脳がその相手に強く惹かれる秘密
3章 女の脳と男の脳、こんなにも違う―男女が愛し合い、ぶつかる理由
4章 脳はなぜ、その愛に走るのか―さまざまな愛とセックスのかたち
5章 愛は、やはり終わってしまうのか…―浮気やセックスレスに陥る原因
著者等紹介
新井康允[アライヤスマサ]
1933年、横浜生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。同大学大学院生物系研究科博士課程修了後、理学博士。東京大学医学部脳研究所助手。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)脳研究所で研究。順天堂大学医学部講師、助教授、1974年より教授、2000年より人間総合科学大学教授を経て、順天堂大学名誉教授、人間総合科学大学名誉教授。専攻は、神経解剖学ならびに神経内分泌学。とくに脳の性分化について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃすくん
2
参考文献や実験の行われた正確な年が記載されていないことが気になる。今ではLGBTQの運動が高まっている。社会的な影響下なのか、遺伝子やホルモンの影響なのかを正確に把握しようとする流れも、また重要になってきた。そのため、実験の詳細や例外を、正確に記すことが年々重要になってきていると感じる。 また、自分の男性ホルモン"アンドロゲン"の高低を知ってみたいなと思った。2021/11/19
non
0
('12-79)章立てやそれぞれの項目は面白そうだけど、生理学的(脳の構造)からのアプローチで、期待した哲学的なものではなかった。つまりは、実践的でなく残念だった。2012/04/29