内容説明
球界を代表する熱血リーダー・星野仙一。熱いハートで若手を鼓舞し、自軍を勝利に導くいっぽう、その飾らない人柄や細やかな気配りは、チーム全員を惹きつけてやまない。部下を覚醒させ、誰からも慕われ尊敬される“理想の上司”となる極意が満載の書。
目次
1 眠れる虎を目覚めさせた猛将―部下の闘争本能にいかに火をつけるか
2 チームを一枚岩にした星野流“リーダー術”―仕事を任せる度量が組織を強固にする
3 選手を惚れ込ませた星野流“人心掌握術”―いよいよ人望を集める鮮やかな「叱り」の技法
4 選手の目を輝かせた星野流“操縦術”―「やる気」をいかに引きだしどう「自信」を植えつけるか
5 攻めの姿勢を浸透させた星野流“育成術”―この刺激を与えれば部下は自力で成長する
6 選手を幸福感にひたらせた星野流“気配り術”―上司と部下を隔てる見えない壁を突き崩す
著者等紹介
児玉光雄[コダマミツオ]
1947年、兵庫県生まれ。京都大学工学部卒、UCLA大学院卒。住友電気工業研究開発本部に勤務後、米国オリンピック委員会スポーツ科学部門で、最先端のスポーツ科学を研究。帰国後、スポーツの天才たちの心理分析に注力し、注目を集める。現在、鹿屋体育大学教授。日本スポーツ心理学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
24
部下に対する愛情と信頼に基づく叱り方、「メンタル・ロック」(限界という鍵を心にかけてしまうこと)をいかに外してやるか。普段の生活にも役立つ考え方だと感じた。2014/10/12
葉
4
星野仙一さんが亡くなったのでこの本を手に取った。非常に無念だ。部下の闘争本能にいかに火をつけるかについては、一年契約の男である星野氏が成果をタイガースで見せたことを例にとって書かれている。上司こそ率先して困難な仕事に挑むべきで、そこには巨人に対しての闘争本能が示されている。組織を強固にするのは、仕事を任せられる度量にある。やる気や自信の出させ方も書かれている。2018/03/04
へそ曲がり
3
いつのまにか部下を指導する立場になり、時には叱る必要があるものの、これがなかなか難しい。星野仙一氏のように裏表なく、正面から向き合えるほどの度胸もなく部下に任せると言いながら、放任なのか無責任なのか自分でもわからなくなっている。星野流ではなく自分のやり方で部下の成長を促さなくては。2018/04/19
Mark X Japan
2
星野監督の名将たる所以が濃縮されていて,とても勉強になりました。大事なのは,愛情とパッションでしょう。身につけたいことがたくさんあったので,再読したときに身についたかを確認したいです。☆:4.52018/05/08
ラッキー
1
育つ環境を整えるのが大切。喜怒哀楽を表に出すことも大切。2019/02/05