内容説明
日本人が世界に誇る名画と画家たち。その驚くべき才能と素顔に迫る本。50作品をカラーで鑑賞できる入門書。
目次
1 日本人として、これだけは知っておきたい名画
2 麗しき女性像に誰もが魅了される名画
3 華やかな美と色彩に圧倒される名画
4 その静穏な世界にこころ癒される名画
5 庶民の暮らしを巧みに活写した名画
6 興味深い謎、意外なエピソードを秘めた名画
7 大胆さとユーモアに思わず脱帽の名画
8 再評価されつつあるいま注目の名画
著者等紹介
佐藤晃子[サトウアキコ]
愛知県出身。明治学院大学文学部芸術学科卒業、学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。美術史専攻。在学中より国内外を問わず幾多の美術館を訪ね歩き、審美眼を養う。江戸時代初期の絵画にとくにくわしい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡部敬史/おかべたかし
60
とてもわかりやすい入門書。書き手の佐藤さんの「引き出し」が多く、ただ読んでいても楽しい。俵屋宗達の直筆の筆が「筍をいただきありがとう」しかないなどという雑学が実にいい。もっと日本の絵が知りたいと思う今日この頃です。2017/03/03
めがねまる
24
美術検定の勉強に、と図書館で借りた本。「常識として知っておきたい」が半分も知らなかった...。本書に書かれている通り、私も日本美術は堅苦しくて難しいと思っていたので、各絵の説明が4pに纏められている作りがとても嬉しい。残念ながら肝心の絵が小さいので、細部まで知りたい場合は不向きかも。新書サイズなので致し方なし。これを持って本屋や図書館の美術コーナーへ行くと面白いかも。もちろん、美術館へ行く前に予備知識として取り入れるのも。気になる画家や絵も見つけられて、お得感満載の一冊でした。2017/05/06
スナイデル
13
3.52020/08/18
なー
6
頭の図版で、長谷川等伯の松林図屏風に一目惚れ。その日のうちに、東京国立博物館に行きました。展示されてなかった。。。聞いたことあったことが、な~んとなく知ることが出来た。もっと図版が欲しいところだけど、仕方がない。日本画は、線がすべてで、それが美しいのだ。もっと見たいし、知りたい。2019/11/04
てっしー
4
絵画の制作背景や画家に関する知識が分かりやすくまとめてあります。絵画の技術的な説明がもう少しあれば良かったかな。2012/06/29