内容説明
世界には歴史に名をとどめる建築物が多数ある。もともと、住居、城郭、信仰の場…など特定の目的のために建造された建築物が、なぜ「傑作」として人々を魅了してきたのか。趣向を凝らした外観、革命的な技術、芸術的な装飾や意外な建築材料などに着目、豊富な図版とともにその凄さを明らかにする。
目次
1 その前に立つ者を圧倒する―壮麗なスケールで迫る異色の外観
2 現代工学に勝るとも劣らぬ―構造に仕組まれた驚異のカラクリ
3 時が経つのも忘れてしまう―優美で荘厳な空間づくりの妙
4 どんな険しい場所もいとわない―不可能を可能にしたたくましき地形利用
5 建造物というより、もはや芸術作品―絢爛華美な装飾の秘密
6 その風土と文化が素材を選ばせた―あまりにも意外な建築材料の数々
7 激動の歴史を今日に伝える―古代建築に秘められた伝説とミステリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高橋 橘苑
6
他の方がレビューで書いている通り、ガイドブック的な内容であるが、興味の赴くままいつか余裕があればこの目で見て、そして手で触れてみたい。マルタ島のパレッタは美しいだろうし、ひとつの岩山から出来ているというカイラーサ寺院は本当に凄い。神秘的ですらある。あと、スペインのグロリアの門にも行ってみたい。本当にヤコブの終焉の地なんだろうか?イエメンのシバームとサヌアもちょっと興味をそそられた。住んでみたいとは思わないが。木に深い情熱をかけた日本人の方が、世界的には異色かもしれない。2014/03/30
ユウユウ
0
いわゆる有名なアンコールワットやピサの斜塔だけではない、世界の奇跡的な建築に驚きと感動。ガイドブック的だが良書。