内容説明
英文をただ和訳すると、どこかギクシャクした、読み取りにくい日本文になってしまいがちだ。原文に忠実でありながら、スッと頭に入る文章にするには、どう訳せばよいのか?小説、会話文、説明文など、豊富な例文をとりあげ、単語のもつ微妙なニュアンスや文法の違いなどを上手にクリアして和訳するテクニックを伝授。
目次
第1部 簡単な英文でも見違えるほど訳が変わる和訳の基本テクニック(単語の訳し方の注意点;直訳では通じない単語の扱い方;文法の違いの落とし穴にハマるな ほか)
第2部 込み入った英文でもすんなりわかる文に訳せる和訳の応用テクニック(細心にして大胆に意訳するコツ;東西文化の違いをどうクリアするか;読み手の理解を助ける工夫をする)
第3部 毎日の積み重ねで確実に和訳力をアップする実践トレーニング法(和訳の実力をつける勉強法;実力アップの必携ツール)
著者等紹介
宮崎伸治[ミヤザキシンジ]
広島県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。英国国立シェフィールド大学大学院言語学部修士課程修了。英会話講師、産業翻訳家などを経て、現在、翻訳家・作家。英語・翻訳関連の資格を23種もつ
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感想・レビュー
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あやてい
1
例文を示し、直訳、ベター訳、ベスト訳と、段階を追ってこなれた訳について解説する構成。厚くないし少しずつでも読めるのがメリット。ただ、こんな日本語に置き換えるのは私には無理、翻訳って難しい、と打ちのめされるところと、これがベスト訳とはとても思えない、と首をかしげる部分があって、ちょっと抵抗感が大きかった。著者はノンフィクション系の翻訳家さんらしい。文芸作品からの例も挙げてるのだけれど、そういう訳し方をしちゃ作者の文章をぶち壊してしまうでしょ、というような訳し方を推奨されてしまうのは考えもの。2013/08/13
入江・ろばーと
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一筋縄じゃいかないよなあ、というのが正直な感想。2013/10/15
HedgeHogs
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・最適化2015/08/13
遠藤 a.k.a. Kon
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自分的にはイマイチだった。2013/04/07
もじゃお
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これを読んでみていかに自分に単語力が無いのかと和訳の能力が無いのかがわかった。 単語量とかも活用していきたいし、和訳の問題集もしてみたいと思った。2012/08/29