Kawade夢新書
世界地図から歴史を読む方法―民族の興亡が世界史をどう変えたか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309502175
  • NDC分類 290.18
  • Cコード C0222

内容説明

世界史を形づくってきたのは、民族の大移動や抗争の歴史である。各地域、各時代の民族たちはなにゆえに、その土地で、激しい興亡を繰り返してきたのか。“地図”という新たな視点を用いて、より空間的に民族の歴史像をとらえ、世界史を読み直す本。

目次

1章 弱小の民族が広大な領土を制覇しえた秘密
2章 強国の脅威から文化と誇りを死守した小国の苦闘
3章 宗教対立から国境線を争った民族摩擦の爪痕
4章 列強に挟まれ、翻弄された悲劇の民族たち
5章 今に続く民族紛争の火種を世界地図から読み解く

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している。『日本地図から歴史を読む方法(1)(2)』『地名から歴史を読む方法』『古代人と巨大建造物の謎』(以上河出書房新社刊)、『藩と日本人』『名字と日本人』などの著書がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlos

38
20年前の本だけど昔学校で習った世界史の復習。学校で近代史は時間がなくて飛ばされてたなぁ。2021/12/22

coolflat

18
現在ある国境線が歴史上どのように確定したのか。その概要が分かる。例えばデンマーク。デンマークはヨーロッパ諸国間の戦争に対し局外中立政策をとったが、ナポレオン戦争においては中立を維持できず、ノルウェーを失った。更に1864年にプロイセン・オーストリア連合軍に戦争を仕掛けられ、シュレスヴィヒ・ホルシュタインを失った。これにより今日のデンマークの領域が確定した。そして北アイルランド。なぜアイルランドに属さず、英国に属するか。起源はスチュアート朝ジェームズ1世のアルスター地方へのプロテスタント大量移民政策にあった2016/02/13

ヴェルナーの日記

9
新書の頁数という縛りがあるため、総体的に中身が薄くなってしまうのは仕方がない事なのだろうか。お決まりの内容になってしまっているのは残念である。ただし、歴史を地理的考察(地理学)を紹介している点で本書の役目は果たしているといえる。歴史を学ぶ上で必要なことは、学校で教わるような、単なる出来事の羅列ではなく、本書のように地理的プロファイリング(地理学)も大切な要素の1つであることを教えている作品である。現在においても問題となっている紛争地域の淵源を紹介している事は興味深かった。2013/12/08

あらあらら

7
ちょっと古い本だけどコンパクトにまとまっててわかりやすい。改訂版出ないかな2014/11/17

sun

5
ちょっと文章がわかりにくいが、地図とその歴史の意味を知れるのでよい。2015/03/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/520817
  • ご注意事項

最近チェックした商品