出版社内容情報
動かない巨大兵器「城」。敵の侵攻を防ぐ様々な工夫や仕掛けと、城を攻める側の戦略・戦術をドラマティックに解説!
【著者紹介】
1966年、神奈川県生まれ。速読術を駆使して、日本・西洋の古代史、中世史の文献を読みあさり、博覧強記を誇る。
内容説明
優美な城に秘められた、兵器としての仕掛けとは?城をめぐる攻防の実際とは?豊富な図解で、城を“戦争の道具”という視点から徹底解剖する!
目次
1章 虎口・出丸・堀・櫓…の仕掛けと機能とは―兵器としての城の仕組み(城の種類;城の仕組み)
2章 縄張の基本から間道、達人たちのマル秘ワザまで―築城の方法と堅城の条件(築城の基本;築城の裏仕掛け;築城の達人たち)
3章 いかに篭城し、それに対してどう攻略したか―城の攻防とその戦術(城の守り方;城の攻め方)
4章 河越夜戦から小田原城攻め、大坂夏の陣まで…―歴史が動いた壮絶な攻城戦(群雄割拠の時代の戦い;秀吉の城攻め;家康の戦い)
5章 最強とされた名古屋城から古墳を利用した柳本城まで…―名城・珍城に眠る驚きの話(変り種の城;城主の決断;意外な運命をたどった城)
著者等紹介
鷹橋忍[タカハシシノブ]
1966年、神奈川県生まれ。速読術を駆使して、洋の東西を問わず古代史・中世史の文献を日夜渉猟している。別のペンネームで小説家としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YONDA
11
城の仕組みの他に、城を建てる時の段取りや籠城戦のやり方など多岐に渡り書かれている。色々な事がわかって良いのは良いのだが、広く浅く感が否めず物足りなかった。西股総生氏の城本の面白さ・わかりやすさには及ばなかった。城の事を知りたい人がいるならば、私は迷わず西股氏の本を薦める。2016/11/21
りん
5
著者が研究して論じているのではなく、数多の資料や書籍から必要な情報を抽出・抜粋、つまりは切り張りしてできている実用本。とりあえず「城」のことをざっと駆け足で知りたいなら、読んでもいいかも。2018/04/13
たかひー
2
★★★ 戦国時代の城の概要が分かる本。まあまあ面白かった。2015/08/19
arere
1
一般書ながら、図解を交え、要領よく城の機能や実践の様子を伝える。2016/05/15
ohmi_jin
1
一般的なお城の概要を記載している。図や写真がほぼ皆無だが、いくら文字で説明しても、限界があると思う。2015/10/07