内容説明
中国、北朝鮮、アメリカ、ロシア、インド…の気になる動向。多極化がすすむ世界の軍事バランス。軍拡を急速にすすめる意外な国とは?米国を猛追する中国軍の実力は?その中国と日本が、もし交戦したらどうなる?…など、最新の軍事情勢の核心を解説する。
目次
1 軍拡の実態、核兵器やテロ組織の動向…はどうなっている?―地図と最新データで知る世界の軍事情勢
2 この両国の最新兵器の実力と世界戦略はどうなっている?―軍事超大国アメリカと猛追する中国の実力
3 欧州、アジア、中東…その軍事情勢はどうなっている?―世界の軍事バランスを左右する有力国の実力
4 尖閣諸島、北方四島…わが国の防衛力はどうなっている?―日本国民と領土を守る自衛隊のパワーと戦略
5 ロボット兵器、サイバー戦争…軍事の世界で何が起きている?―戦争の形態を変えていく軍事の新たな潮流
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
flat
2
少し古いが世界の軍事情勢がざっくりと分かる本。しかし北朝鮮は国民をあれだけ困窮させて世界で10位以内に入る軍事費を掛けているのを見ると国内でクーデターが起きないのが不思議に感じるのだけど思い返してみるとずっと昔から同じことを言われていると思うので、やはり国内の反乱勢力を抑える為にも軍事力は必要なんだなぁと身も蓋も無いことを思う。2019/06/13
yuki
1
世界各国の持つ軍事力についてさっくりとまとめられた一冊。文庫本サイズで持ち運びに便利なので、軍事関係についての勉強の入門書としては良いかと思います。巻末に参考文献がズラリとならんでいるが、どの部分でどの資料を参照したのか明示して欲しかった。2014/11/19
元気ハイター
0
まず2時間では読めないです。図表は補助的なもので、ほとんどは文章で構成されています。内容的には幅広く、浅い印象を受けました。軍事面の世界規模での関係や争点を大雑把に掴むことはできます。しかし、1つ1つのテーマが短く、徹底した共通比較が行われていないため、なんとなく分かる程度です。せめて、取り扱った国については1つの図表にまとめて欲しかった。興味深い項目もありましたが、全体的に単調で、ぶつ切り、読了後の余韻も薄いです。後半はネタ切れで失速した印象も受けました。そこそこ詳しい人にはオススメできません。2013/10/09
かず
0
現在の、世界の主な国の軍事力がわかる一冊。日本は、予想以上に軍事力があるなと感じた。軍事力という側面からみた、世界情勢についても学べる。2011/09/25