内容説明
事件、出来事のつながりや「いつ、なぜ、それは起こったか」をおさえれば、日本史はみるみる頭に入る!石器時代~現代までのわが国の歴史が、ひとつながりに理解できる本。
目次
1 日本という「国のかたち」はどのようにつくられたか―旧石器時代から平安仏教の起こりまで
2 栄華を誇った「貴族」は、なぜ新興の「武士」に政権を奪われたのか―平安京遷都から鎌倉幕府の滅亡まで
3 下克上の「戦国レース」を勝ち抜く条件とは何だったのか―室町幕府の成立から豊臣家滅亡まで
4 260年もの「太平の世」を徳川政権はいかに治めたか―幕藩体制の確立から天保の改革まで
5 「維新」という激動の四半世紀でこの国はどう変わったのか―ペリー来航から士族の反乱まで
6 日本人は何を求めて「アジアへ進出」していったのか―自由民権運動の始まりから満州事変まで
7 世界を敵にまわしてまで、なぜ「ドロ沼の戦争」に突入したのか―五・一五事件から天皇の人間宣言まで
8 「戦後ニッポン」の歩みにアメリカはどう関わったのか―農地改革から六〇年安保まで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
6
田沼意次は時代劇などでは金権政治の悪人とされるが、最近の評価は逆転したらしい。浅間山の噴火(宝永年間の富士山爆発の影響も残っていたようだ)による飢饉などで失脚。しかし公共事業で失業解消し、貨幣流通量(マネーサプライ)を増やして産業振興を進める政策は基本的に正しく「いずれは開国も考えていたらしい(by井沢元彦)」。次の松平定信は「寛政の改革」と呼ばれるが反動政治で「節約」と「米増産」を主旨としたが、武士は米の価値が下がって窮乏化し、海外から侵略の触手も伸びてきて防衛軍事が課題となったのに西欧研究も差し止めた2015/01/09
あか
2
日本史上で起こった事件の繋がりや原因・理由がわかりやすく解説されており、内容がすらすら頭に入っていき非常に面白かった。教科書よりいいかも。学生時代に出会いたかった一冊。2014/11/25
Saki
2
今まで点でしかなかった知識が線でつながるような、歴史の流れが分かる本。2014年、初めて読み終えた本。2014/01/09
あっきぃ
1
また近いうちに読み直しみよう。間違いなくわかりやすい2014/07/05
ブエナ
1
中学校の教科書にほぼ相当する語句レベルしか出てこないが、背景事情や因果関係を丁寧に書いてあるため“理解”しながら歴史のおさらいをすることができる。通説とは違う有力説にも触れてあったりもして楽しめた。再学習用の本はいろいろあると思うが、オススメできる1冊である。2014/06/14




