内容説明
万物の根源とは何?私とは誰なのだろう?幸福とは?…大命題に挑んだ古代ギリシャの哲人から現代の思索者までを網羅。
目次
1 哲学者たちは、いったい何を知りたかった?―哲学はこうして生まれ、流れてきた!
2 哲学に目覚めた古代ギリシャから中世の賢者たち―「万物の根源は何か」から絶対的「神」への服従
3 “存在”について探究した近世の巨人たち―神中心の世界観から人間中心の世界観へ
4 思考を転回させた近代の思索者たち―精神と肉体をめぐる論争から実存主義へ
5 既成の哲学を超えた現代思想の先駆者たち―これまでの価値観を否定し多彩な思想の展開へ
6 新たな領域に挑んだポスト・モダンの思想家たち―現代の主流・構造主義から新たなイデオロギーへ
7 深淵な教えを説いた東洋の哲学者たち―仏教、儒教の開祖から神道の大家まで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トッド
4
①水②人が尺度③無知④⑤理想と実体⑥⑦神とは?⑧帰納法⑨我思故我有⑩国家は怪物であれ⑪考える葦⑫全て神の力⑬経験で知る⑭宇宙最小単位⑮客観性を懐疑⑯人は善、社会は悪⑰能動的⑱精神と肉体の同一⑲失敗で学ぶ⑳意志㉑人が神を創造㉒不条理㉓功利㉔労働階級㉕価値の否定㉖㉗無意識(集合的)㉘心象㉙事象疑う㉚存在意味㉛自由㉜身体的知性㉝個人㉞記述論理㉟言葉のルール㊱~㊵構造主義(言語→人類学→記号→精神→抑圧)㊶消費㊷脱構築㊸差異❶自我脱却❷礼仁❸道と隠❹性善性悪❺修行❻禅❼知心。1⃣科学発展2⃣価値観多様化→哲学消滅2020/05/14
ボンズ
2
私のバイブル、「河出書房新社 世界の哲学者50人」 十何回は呼んでます。深読みすれば入門者から上級者になれますよ。哲学って面白い!
酩酊斉案山子
1
文庫で1人につき4ページ。たぶん専門家からみれば紹介にもなってない薄さだけど、哲学的素人の興味を喚起するには丁度いいし、俺みたいな非哲学的な人間にも程よい難易度で、結果的に哲学人口を増加させるかもしれない良書。個人的に「神は、全宇宙の事物、自称がもつ属性を備えている。つまり、神は全宇宙と同義」と言うスピノザが自分の考え方に近くていたく興味がわいた。2022/01/23
ろくしたん
1
知りたいことが書いてあった。たぶん結構偏った人選だが、浅く知りたい人にはおすすめ。エモい哲学。2020/11/07
Noboru
1
さらっと、哲学者や哲学的思想の雰囲気をつかむのに良いのでは?2010/01/01