内容説明
時代とともに形を異にしてきた世界地図。その変化をつぶさに検証することで、背後にある「戦争」や「革命」の脈々と連なる“因果関係”が見えてくる。
目次
1章 “衝突”する文明、「東洋と西洋」の起こりの深層
2章 「イスラム」が西欧に侵攻した時代の謎
3章 東西を疾駆し、世界制覇を遂げた「モンゴル」の光と影
4章 冒険という名の侵略、「大航海時代」の裏面
5章 絶対王政を震撼させた「革命」の衝撃と激変
6章 列強による世界分割、「帝国主義」の時代の真相
7章 世界大戦の位置づけと「民族主義」への変転
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している
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感想・レビュー
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ikedama99
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歴史の古い順に、世界地図の変遷・・地形が変わったわけではなく、国という人の入れ物の変遷を追っていくという読み方。そこには、政治と戦争が絡んで、ローマ帝国のように消える国もあれば急速に拡大していくイスラム圏や大航海時代のスペイン、ポルトガルの勢力圏などもあり、読んでいて刺激を受けた。今年で第一次世界大戦勃発から百年とのこと、より歴史について触れたくなった。十九世紀の中南米の話などもあり、ページ数の割には丁寧に書かれている。面白かった。2014/08/12
ヒコ。
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感想は1に同じ。2014/03/07