内容説明
空を飛んだ久米仙人や、鬼を家来にした源為朝など、超能力者や不死身の英雄が暗躍し、鬼や怨霊がはびこった闇の時代…そんな摩訶不思議な日本史怪奇譚。
目次
第1章 古代の超能力者が身につけた驚異の秘法―空海はミイラになってこの世に生き続けている?!
第2章 今なお崇りつづける怨霊たち―都人を恐怖に陥れた平将門の首の呪いとは
第3章 古代世界に暗躍した鬼と妖怪の正体とは―源頼光は秘蔵の酒で酒呑童子を退治した!
第4章 討たれてもまた甦る不死身の英雄たち―生き返った源為朝は琉球王家の始祖になった?!
第5章 熾烈をきわめた朝廷VS謎の異民族の戦い!―日本武尊はどうやって全国を平定したのか
第6章 いったい何に使ったのか、古代の不思議な遺物の数々―ストーンサークルはUFOの着陸基地だった?!
第7章 神々の世界に通じていた古代人の神秘―呪術で疫病を鎮めた崇神天皇の神通力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
148
日本の古代史の世界の伝記や怪奇物語を集めた珍しくて非常に勉強になる一冊なのですが、著者が大学助教授とあって学術的で怖さは皆無に近いのが玉に瑕ですね。そしてもう一つ気になったのは親切なのはいいですが、これは後世の人(権力者)が人心を掌握する為に物語を自分達の都合のいい風にこしらえ直したのだろうと書かれている事で、はっきり言って夢とロマンが砕け散ってとても残念で興冷めでしたね。平維持(これもち)が絶世の美女に化けた鬼女の正体を見破って家に伝わる霊剣で退治した話は、単なる山賊征伐を大袈裟に脚色したとの事ですよ。2020/06/21
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
24
*歴史伝奇譚*ネオンや街灯もなく…夜闇が、いまよりも尚…濃く深かった遥か昔。人の世と、妖の世の垣根が曖昧だった時代…。この時代には、空を飛ぶ仙人…、鬼を従えた源為朝など…、魑魅魍魎と奇縁を持つ人物もまた多くいたのであった…!?(紹介文・他より)――さすが!大学で日本古代史などの教鞭を取られていらっしゃる著者だけに、本書のテーマも絶妙な面白さでした! ⇒続き2013/12/29
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