内容説明
紫式部は、宮廷内ではどんな立場だったのか?藤原道長との関係や、『源氏物語』を書いた動機は?…数々の探究から平安の貴族政治の実像が浮かび上がる!
目次
序章 平安の世に紫式部が登場した秘密―『源氏物語』が書かれた時代背景
1章 藤原氏はどのように歴史の舞台に躍り出たか―摂関政治が始まるまでの道のり
2章 謎多き紫式部のほんとうの人物象とは―家柄、結婚、藤原道長との関係…
3章 藤原道長はいかにして栄華の頂点を極めたか―その「人となり」から「陰謀の実態」まで
4章 紫式部と藤原道長の運命を決めた人びと―親・子・兄弟から敵・味方まで
5章 摂関政治はなぜ衰退し終焉を迎えたのか―武士の世に移った後の摂関家
6章 貴族を成り立たせていた平安時代の社会とは―その「しくみ」から「暮らしぶり」まで