出版社内容情報
ロシアと中国の蜜月は何をもたらすか? 新冷戦時代の各国の思惑は?…軍事・経済の枠組みから複雑な国際関係を解読!
内容説明
中国とロシアが接近し、“新冷戦”時代が胎動…。安全保障の基盤となる同盟はどう変わるのか?日本の選択肢は?複雑きわまる国際情勢がスッキリ理解できる!
目次
1章 NATO、G7、CSTO…西側諸国と敵対したロシアをめぐる新秩序(なぜ、ロシアはウクライナのNATO加盟をゆるさないのか?NATOの東方拡大;ウクライナ問題の根本にある米英露の安全保障協定とは?ブダペスト覚書 ほか)
2章 一帯一路、上海協力機構、CPEC…経済圏を巧妙に主導し、世界を切り取る中国(ウクライナの戦いで漁夫の利を得るのは、じつは中国?「一帯一路」とウクライナ;2022年のカザフスタン騒乱は、ロシアと中国のせめぎ合いだった?「上海協力機構」対「CSTO」 ほか)
3章 AUKUS、ファイブ・アイズ、米州機構…中国の浸透に揺らぐアメリカと同盟国の結束(「AUKUS」結成で鮮明になったアメリカの狙いとは?AUKUS;なぜ、アメリカは親中から中国敵視政策へと舵を切ったのか?G2構想 ほか)
4章 EU、JEF、シーア派の弧…対立の火種を抱え、暗中模索がつづく欧州(NATOは今後、どこまで拡大していくのか?NATOと独裁型大国;なぜ、フィンランドとスウェーデンはNATO加盟を控えていたのか?NATOの北方拡大 ほか)
5章 QUAD、RCEP、ASEAN…日本と東アジアを取りまく同盟関係のゆくえ(中国が日米同盟をことさらに敵視する理由とは?日米同盟と中国;なぜ、安倍政権は日米同盟を強化しようとしたのか?日米同盟の実効性 ほか)