出版社内容情報
北条義時とはどんな人物だった?十三人の合議制や承久の乱の裏では何が起きていた?…平安末期~鎌倉期を読み解く本!
内容説明
鎌倉幕府の発展を支え、武士の治世を盤石にした北条義時は、いかにして権力を手中にしていったのか?陰謀と抗争が渦巻いた激変の中世がスッキリわかる!
目次
1 「源平合戦」から「初代将軍・頼朝の死」まで―北条氏の台頭と「鎌倉殿」の誕生
2 「二代将軍・頼家」から「比企能員の変」まで―「十三人の合議制」は激烈な闘争の始まりだった
3 「三代将軍・実朝」から「源氏将軍断絶」まで―義時、知略をめぐらせて対抗勢力を圧す
4 「大乱の端緒」から「朝廷の敗北」まで―承久の乱の勝利で「武士の世」が到来
5 「義時の死」から「摂家将軍就任」まで―執権政治の確立で北条氏は繁栄を謳歌
6 「名執権の登場」から「鎌倉幕府滅亡」まで―義時の死後の鎌倉幕府と北条氏
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
46
鎌倉幕府を支えた北条氏の台頭から滅亡までを人物と出来事を中心に書かれています。北条氏とその周辺は姻戚関係が込み入っているうえに似た名前が出てくるので人物相関が複雑。資料が少ないためひとつの事柄にも諸説あり全体的に謎めいている感じがしました。鎌倉時代は幕府と家を存続させる為に身内の中での争いや東国武士また朝廷との間の絶え間ない陰謀と抗争の連続という印象です。文庫でコンパクトにまとまっているけど自分の予備知識がほぼゼロなので一読しただけでは頭に入りきらず大まかにはわかりました。 2022/01/14
スプリント
10
北条義時が優秀な政治家であったことがよく理解でした。2024/05/23
ドットジェピー
7
2022年の大河ドラマの予習に。勉強になりました2021/09/16
チョビ
5
とりあえず北条義時って何者?を知るにはいいですね。これを機会に吾妻鏡や愚管抄を読んでみたくなる!…こう考えると本当に歴史オタクってすごいな、とは思う。まあ、こんなの読まないんでしょうけど…というくらいコラム。普通にコラム。2021/12/10
はる
3
義時や北条がよくわかります。いろんな本を参考にしていますので、著者の偏りがなく幅広く書いてあります。2022/03/19
-
- 和書
- 普通の愛 角川文庫