出版社内容情報
学校で「進化論」を教えた教師は逮捕! ビール屋に立ち寄った尼僧は火あぶり!……本当にあった奇法・珍法に驚愕!
内容説明
古代の「ウル・ナンム法典」から現代の「強制土地収用法」まで世界には不条理、はたまたユーモラスな法律がこんなにあった!制定の背景や、歴史に与えた影響にも驚く!!
目次
1章 古代に厳かに定められたトンデモな法律―例えば「浮気を疑われた妻は河へ飛び込むべし」!(ウル・ナンム法典 「やられたら、金で解決」が基本だった;ハンムラビ法典 ビールについての細かく厳しい掟がいっぱい ほか)
2章 中世、人々を支配したトンデモな法律―例えば「森林に立ち入ったら両腕を切断」!(サリカ法典 ゲルマン系部族の慣習をまとめ、刑罰がほとんどない;ブレホン法 読むだけで心が温かくなる?! ほか)
3章 近世を大きく動かしたトンデモな法律―例えば「同性や獣とSEXしたら死刑」!(バガリー法 生殖につながらない行為は重大犯罪!;クリスマス禁止令 「カップルは爆発しろ!」という意味なのか? ほか)
4章 20世紀をザワつかせたトンデモな法律―例えば「白人と非白人の交際は禁止」!(マスク条例 違反者は、兵士のためにカンパさせられた;禁酒法 大混乱を生んだ「高貴な実験」 ほか)
5章 日本にも多々あった!トンデモな法律―例えば「新しい工夫や発明をしてはいけない」!(双六禁止令 なぜ、双六は何度も禁止された?;伴天連追放令 個人がキリスト教を信仰するのはOKだった ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lily
7
フランク王国の『サリカ法典』など初耳だったが、ほとんどは聞き覚えのある法律。ヒンドゥー教の生活規範を定めるマヌ法典がここまで女性蔑視なのは驚きで、ラーム=モンハン=ローイの改革も分かる気がする。もう一つ驚いたのは、コーランには姦淫に対する罪は明記されていないということ。『あるのは事実ではなく解釈』といったのはニーチェだったか、世相や時代背景によって法律の運用は180度変わることがある。2022/02/08
ドットジェピー
5
勉強になりました2021/06/23
ぷくらむくら
1
法律の内容を見ていけば逆にその時の歴史状況が分かるかも。2021/06/12