出版社内容情報
「情報不足」「感染症の蔓延」「部下の告げ口」……で帝国や王国は滅亡していた! 新たな視点から世界史を楽しむ本。
内容説明
古来、世に現れた帝国・王国はどんな“爪痕”を残し、なぜ消滅したのか?30の国々の「滅びのシーン」を検証すれば歴史の意外な真実が浮かび上がる!
目次
1 はるか遠い昔の帝国・王国(“歴史の原点”でもある国は、なぜ滅んだ?バビロン第一王朝;「酒池肉林」をやって倒されたってホント?!殷王朝 ほか)
2 キリスト誕生のあとに成立した帝国・王国(「バブルの200年」を謳歌した国の、弱点とは?クシャーナ朝;アランビアン・ナイトの舞台が滅亡するとき ササン朝ペルシア ほか)
3 東へ西へ、世界が拡張した時代の帝国・王国(商業のグローバル化がペストを運んでしまった モンゴル帝国(~元朝)
雷帝の死で恐怖政治は終わったが…モスクワ大公国 ほか)
4 つい最近まで存在した帝国・王国(なぜ、圧倒的多数が君主制を拒否したのか ギリシア王国;ピザで統一された王国が、共和国になるまで イタリア王国 ほか)
著者等紹介
祝田秀全[イワタシュウゼン]
東京出身。歴史学・映像文化論専攻。元・聖心女子大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
17
ざっくりとした世界史の復習のような内容。パンデミックが間接的な理由で滅亡した国が多い。インフレや財政悪化など現代とリンクしている。2023/12/24
金吾
15
時代毎いくつかの帝国や王国の略史が書いています。量は少ないもののあまり読んだことない王朝等もあり良かったです。ただ教訓はいらなかったように感じました。2021/11/02
ベローチェのひととき
13
本屋さんを物色していて気になって手に取った本。紀元前20世紀から約30年前のベルリンの壁崩壊までの期間で、滅亡した帝国や王国について語られている。その時代毎の世界地図が掲載されており、ヨーロッパ・中東・中国・日本の当時繁栄していた国の相互関係がよくわかった。学生時代はひたすら暗記して覚えただけだったが、今は試験も時間の制限もなく、背景などを考えながらゆっくり読んでいると趣き深く感じる。どんなに強大な国であってもいつかは滅びるものだとつくづく思った。2023/06/06
スプリント
8
とってつけた感が強い教訓はともかく、コンパクトにまとまっていて読みやすい2022/12/12
紗窓ともえ
7
年代ごとの世界地図にある国々の変遷が興味深く、その中からピックアップされた帝国の興亡も興味深い内容でした。…ただ章ごとの「教訓」がねぇ…そんな内容でしたっけというまとめ方で残念でした。2021/03/30