内容説明
「紳士と淑女の国」「パクス・ブリタニカ」と称えられるイギリス。だが、裏から見た姿は、狡猾な侵略者であり冷酷なる搾取人だった。数々のエピソードからその“暗黒性”をあぶり出す書!
目次
1章 先史時代~ノルマン・コンクェストまで 外来民族の度重なる襲来が「恐ろしいイギリス」を形づくった(消えたビーカー人―ブリテン島の歴史は侵略と迫害で始まった;クラウディウス帝の侵攻―ローマ軍団によりケルト人の命も、その信仰も絶たれた ほか)
2章 「征服王」によるノルマン朝創始~薔薇戦争まで 領地・王位をめぐって殺し合った中世ブリテン島の暗黒(森林法の正体―なぜ、一般人が鹿を殺すと目をくり抜かれる法律が生まれたのか;ウィリアム2世の不虜死―狩りの最中の死は弟ヘンリの陰謀だった? ほか)
3章 ローマ教会離脱~スコットランド合併まで 宗教対立と革命に明け暮れ、王・議会・市民は血にまみれた(ヘンリ8世の鬼畜―離婚のためにイングランド国教会を設立した男の無節操ぶりとは;トマス・モア処刑―高名な人文主義者は、こうして離婚騒動の巻き添えになった ほか)
4章 遅れてきた海外進出~パクス・ブリタニカまで 策謀、恫喝、略奪なくして大英帝国の繁栄なし(私掠船―カリビアン・パイレーツのスペイン船襲撃は国家公認だった!;ピルグリム・ファーザーズの真実―卑怯な手段でインディアンを根絶やしに ほか)
5章 日英同盟締結~ブレア退陣まで あの栄光よ、いま一度!“斜陽国家”の暴走と迷走(狡猾なる日英同盟―中国の権益を守るため、日本を「傭兵」扱いに;第一次世界大戦―ドイツへの敵対心が招いたイギリスの大凋落 ほか)
感想・レビュー
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坂城 弥生
金吾
文麿
HAL