KAWADE夢文庫<br> 日本史は、地政学で読み解くと面白い

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KAWADE夢文庫
日本史は、地政学で読み解くと面白い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309485119
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0121

出版社内容情報

「尾張が天下取りの急所だった理由」「なぜ京が都で大坂は商都だったのか?」…軍事・政治・経済の“地の利”から日本史を解明する!

内容説明

権力交代、農業・商工業の発展、合戦の勝敗…歴史上の重要な出来事が、なぜ起こったのかを、地形から解明!日本の過去と未来を結ぶ知的必読書!!

目次

序章 日本の首都の変遷はなぜ、世界でも特異なのか―「地峡・内海」から読み解く日本史
第1章 「関東」は、なぜ近世まで都になれなかったのか―「広大な平野」から読み解く日本史
第2章 「北陸・東海」は、なぜ歴史の転換に関わってきたのか―「東西を分かつ地峡」から読み解く日本史
第3章 「九州」は、なぜ中世以降に独立の可能性を秘めていたのか―「大陸との位置関係」から読み解く日本史
第4章 「中国・四国」の勢力はなぜ、日本の覇権を狙わないのか―「動脈としての内海」から読み解く日本史
第5章 「畿内」は、なぜ長らく日本の中心として君臨したのか―「都の機能と条件」から読み解く日本史
第6章 「東北・北海道」の地位はどのように変転したのか―「緯度と気候」から読み解く日本史
第7章 「沖縄」は、いかにして海洋の重要拠点となったのか―「東アジアにおける位置」から読み解く日本史

著者等紹介

内藤博文[ナイトウヒロフミ]
1961年生まれ。大学卒業後、新書系の出版社に勤務。現在は、歴史、地理、世界と日本、文化、娯楽などの分野を得意とするライターとして精力的に執筆活動を行なう一方、地方で実業にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかしくん。

21
家康が関東に移る前から、首都の潜在性を持っていた江戸。幕府の鎌倉は所詮は京都との窓口に過ぎない。畿内が中国等から攻めいれなかった理由として、瀬戸内海の「内海」の機能と関門海峡の存在、等々。納得感が今一つだったのは、北陸の存在感。大陸との繋がり、日本海と琵琶湖との架け橋、そこまで言い切れるのかなぁ。雪国としてのハンディ、歴史的に港町が栄えた史実も見当たらないこと、とか。2019/03/03

NoControl

4
日本史の流れを地政学の側面から概説している本。専門書の類ではないのでサクッと読める。群雄割拠状態にあった関東、畿内を統一に近い状態まで持っていけたのは常に、強力な後背地をもつ外部勢力(関東は後北条氏、豊臣秀吉、畿内は三好氏、織田信長)であったなど、なるほどと思える話が結構ある。

はりー

1
動力が航海を変える以前の歴史において、水運がいかに重要であったかがわかる。 日本は畿内(西日本)から発展していくが、それも瀬戸内海・琵琶湖などの水路があったからこそ。 大阪や京都が首都になれなかったように、恵まれた地であっても、必ずしも永続しない。 安全な後背地に恵まれた、攻められにくさ、気づかれてないポテンシャル、外部の強者が分裂した人々の団結を生む過程などは、歴史の繰り返し。まずは小さい武器を作ることが大切? 中国も大国でありながら、日本に敗れたのは、大国ゆえに纏まれなかったのではないか?2019/09/09

in medio tutissimus ibis.

0
織田信長いなかっぺ説。濃尾は北九州や北陸と同様に近畿近傍の平野だが日本海に面していないので日本の政権を相対化できず近畿政権にいいように利用される土地であるの由。最近崩れてきた信長革新者説にまた一撃。安土都構想も、近江は都落ちの行きつく先なので格落ち感あるし、所詮田舎者の限界と厳しい。秀吉の大阪も所詮京都の外港と高い評価ではないが。その時点の最適解ではあったが短期政権に終わらなければ改善点となったろうか。関東や大阪の地位の上昇は、沼沢が土地になったからではと漠然と思っていたが、そうしたアプローチはなかった。2024/03/03

akiakki

0
地政学というモノサシで日本史を見ると江戸幕府が開かれるまで畿内が日本の中心であった理由や瀬戸内海の重要さが分かりました。ただ江戸が栄えた理由は関東平野がポテンシャルを秘めていたとしか説明されていません。また畿内が無秩序化しやすい例として信長の横死→光秀の敗北死を挙げていますが、単に同一勢力内の争いを畿内という土地柄のせいとするように納得感のない説も多々混じっています。あと地政学の本ならもっと地図や地形図を載せてほしい。2021/08/05

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