内容説明
本書は、どの小項目に目をとおしても、二〇世紀初頭から大開拓された文化人類学・民族学・土俗学・風俗学などの見解とデータとを縦横にとり入れてあるので、読者諸賢は、こうした性研究の分野もまだまだ南極大陸のごとく広漠涯しなくのこっていることを痛感されるのであろう。そして興味津々と、そのトバ口をのぞかれることであろう。
目次
「愛神」アフロディテ
悪魔の恋
アドニス
媚薬
アフロディテの祭
アマゾン女族
アムパラング
凹間寝室
安産神
アンドレアの夜、夕、一日〔ほか〕
著者等紹介
高橋鐵[タカハシテツ]
1907‐71年。東京都生まれ。日大心理学科在学中からフロイトに傾注。戦後に『性典研究』『女体の数字』などを刊行し、セクソロジーの領域を拓く。日本生活心理学会を創設するが、猥褻図画配布で告発され、先駆者の受難を体験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 本音を申せば 文春文庫