内容説明
昭和20年、焼け野原の東京で進駐軍のパレードをまのあたりにして、“こんな奴らと戦っても勝てるわけがねえ”と深く納得。大日本帝国負けたけど、冴えた頭と得意の蹴りでとことんやったろうじゃねえのとばかり、青空マーケットでのバクダン屋から米の闇屋、はては進駐軍相手に丁々発止の珍商売を開始。立ちはだかる者を蹴とばし、かいくぐって突進、男一匹奮戦記。
目次
進駐軍がやってきた
バクダンでそうろう
飢えて立つ
俺、マッチポンプ
寝食足りてカントリー
「モヤ返し」の達人
ラッキーストライクでスーイスイ
一宿一パツの義理
ひょうきん愚連隊、殴り込む
買い出しスパーク列車〔ほか〕