内容説明
古来の風俗用語およびその解説を、主に宮武外骨の「売春婦異名集」「猥褻廃語辞彙」「面白半分」から抜粋し、現代仮名遣いに改めたもの。排列は用語の五十音順。―遊女と色気の用語集。痛快で皮肉で真面目な、古来の隠語の数々。
目次
売春婦異名集
猥褻廃語辞彙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんちゃん
11
反骨のジャーナリスト宮武外骨の「売春婦異名集」「猥褻廃語辞彙」を編集した本。「猥褻」は宮武外骨の活動の柱となるキーワードだが、売春を公証する官僚、婦人を奴隷扱いする世俗への猛烈な反発が基底となっていることは言うまでもない。明治大正期にここまで書くか…という過激さだが、実際に外骨は国家権力を冒瀆したとして何度も投獄されている。実に個性的な人物であり、当時の日本人の力強さ、奔放さを感じる。2014/11/09
Mr.deep
3
売春婦の異名や隠語などを蒐集してまとめた労書。宮武外骨を纏めて読むのは初めてなんですが、その論旨の煽情性と粗雑さになんだか既視感が。さてはあんたひろゆきや岡田斗司夫の眷族だな2024/02/25
yurari
1
外骨の真面目くさった感じがかなり好きである。2013/12/31
みさらぎ
0
作者の人がすごく真面目な人なんだなという印象。
めんま
0
性風俗に関する隠語がてんこもり。暇なときに眺めるにはもってこい。2020/04/16
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