河出文庫<br> 世界の歴史〈20〉中国の近代

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河出文庫
世界の歴史〈20〉中国の近代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 359,/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784309471792
  • NDC分類 209
  • Cコード C0122

内容説明

阿片戦争に始まる破壊の前史と五四運動に立ち上る建設の歴史を冷徹な史眼で描く。

目次

阿片戦争
太平天国
洋務運動
戊戌新政
辛亥革命
五四運動
国民革命
国共内戦
抗日戦争

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうきち

1
いやあ、アジアとヨーロッパとの関係がうまく描かれていて、とても面白かった。2020/09/17

フェイ

1
白蓮教徒の乱から第二次世界大戦後の共産党勝利まで。 14巻の「明と清」では善政だった清朝前半期だが、本書では歴代王朝と同じく徐々に衰退を始める。しかし、これまでと違うのは外国勢力の介入。これまでは文化力によって異民族を取り込み、中国化させてきたが、その文化力で中国を上回る欧米文明(日本含む)により、ついに中華思想を放棄する。 そして、清朝は倒れ、軍閥争いが起こり、残った国民党と共産党の争いは現代まで続く。 しかし、本書の毛沢東の思想を見る限り、文化大革命が起こってしまうのは不可避だったのかもしれない。2015/04/12

がんぞ

1
1911年、南京を「革命軍」が占領しイギリスから帰国した孫文が大統領に当選(辛亥革命)「中華民国」が成立したとし台湾では「民国紀元」元年とする(西暦と下一桁が一致する)。日韓併合した前年にはもう衰えていたのだろう。実力のない孫文は袁世凱に総統の地位を譲った。袁は皇帝になろうと世界大戦中、日本が突きつけた「21ヶ条要求」を承認したが反対運動で条約と帝政を取り消し…さあそれからが近代国家の常識である“条約を守る(人民に受諾させる)”政府が現れない、共産党はソ連傀儡。外敵を撃退した軍事勢力が次の支配者になる図式2015/03/13

MIRACLE

1
本巻は、清末のアヘン戦争(1839年)から抗日戦争の終結までの約百年間を扱っている。本巻のハイライトは、専制君主体制の終焉である。従来は、農民の窮乏、大乱、覇権争い、新王朝の誕生、民生の安定という図式で、王朝が交代してきた。この体制は、秦の始皇帝から二千年もつづいた(203頁)。だが、外国勢力の進出は、対外問題への対処を、優先事項にした。その結果、民生は安定せず、専制君主制という仕組み自体が、破たんしてしまった。毛沢東の共産党は、民生の安定を重視して、中国を統一した。そして、今、貧富の格差が発生している。2014/09/10

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