出版社内容情報
ドゥルーズが、イポリットとカンギレムの指導のもと、22歳で執筆した研究論文をもとにした、初期の重要な著作。哲学者としての早熟さと、のちの思想の萌芽がうかがえる、独創的なヒューム論。想像や妄想、虚構や自然が交じり合い、主体が生成していく過程を描く。新たに訳語を見直し、初めて文庫化。
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【目次】
第1章 認識の問題と道徳の問題
第2章 文化の世界と一般規則
第3章 道徳における、そして認識における想像の能力
第4章 神と世界
第5章 経験論と主体性
第6章 人間的自然の諸原理
結 論 合目的性
原注/訳注
訳者あとがき
文庫版への訳者あとがき
【目次】
内容説明
ドゥルーズが、イポリットとカンギレムの指導のもと、二二歳で執筆した研究論文を基にした、初期の重要な著作。哲学者としての早熟さと、のちの思想の萌芽がうかがえる、独創的なヒューム論。想像や妄想、虚構や自然が交じり合い、「主体」が生成していく過程を描く。今回、新たに訳語を見直し、初めて文庫化。
目次
第1章 認識の問題と道徳の問題
第2章 文化の世界と一般規則
第3章 道徳における、そして認識における想像の能力
第4章 神と世界
第5章 経験論と主体性
第6章 人間的自然の諸原理
結論 合目的性
著者等紹介
ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル] [Deleuze,Gilles]
1925‐1995
木田元[キダゲン]
1928‐2014。哲学者。中央大学名誉教授
財津理[ザイツオサム]
思想研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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装丁かっこよすぎ。所与によってどのように主体が生成されるのか、精神のはたらきを踏まえ、カントとは異なる回路を見いだす。これまで哲学言語では、理性という一つの強固な形式を認めたのみであり、空想や情念原理によって、観念はいろいろなイメージと連結し、原義から超出していくもので、結果として習慣により構成される、という認識主体を提示。主体は一様な論理だけでは説明しえず、受動的な想像や心的傾向も含めなければその総体は認められない。経験は継次的に知覚を契機し、コレクションしていくもので主体を結果的に構成するのは習慣。2025/11/27




