河出文庫<br> ドラキュラ ドラキュラ―吸血鬼小説集

個数:
  • ポイントキャンペーン

河出文庫
ドラキュラ ドラキュラ―吸血鬼小説集

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月29日 14時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309467764
  • NDC分類 908.3
  • Cコード C0197

内容説明

血の糸につながれた真珠のように純白な吸血鬼の歯牙にも譬えられるような、吸血鬼小説のミニアチュール・アンソロジーを―。ジョン・ポリドリ「吸血鬼」、プロスペル・メリメ「グスラ(抄)」、コナン・ドイル「サセックスの吸血鬼」、マルセル・シュオッブ「吸血鳥」など、稀代の吸血鬼愛好家種村季弘が王道から異色まで11篇を精選した、伝説の傑作集。

著者等紹介

種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年、東京生まれ。ドイツ文学者。『ビンゲンのヒルデガルトの世界』で芸術選奨、著作集「種村季弘のネオ・ラビリントス」で泉鏡花文学賞を受賞。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

65
登場人物の懐疑をおして逆に邪悪の実在を知らしめようとするは、この時代の怪奇小説の常套手段か?ミストレル/悪の奸計か、人の浅慮か。メリメ/実話系。ポリドリ/若者の慢心と邪悪の哄笑。ホフマン/情欲に惑い、迷信に打ち負かされた若者。ヴェルヌ/謂れのない汚名か、はたまた…。シュオッブ/生々しい死。ドイル/お馴染みホームズが吸血鬼を解明する。カプアーナ/否定による肯定の浮き彫りは、過ぎると鬱陶しい。ベレン/吸血の相性、または科学的検証。ルカ/耽美趣味。アルトマン/断片、幕間の多さに一夜の観劇を連想する。2023/07/28

kasim

33
いかにも耽美的な作品からシュールレアリズムな現代の短篇まで。近年のような華やかさよりおぞましさが先に立つ吸血鬼たち。ポリドリは吸血鬼を美形にした元祖なのかな。似非民俗学のメリメの「グスラ」が面白かった。フロイト風に読めそうなホフマンは悲劇的でイヤな怖さで、解説にある通り「砂男」の裏版のよう。ヴェルヌの本編は積んでいるけど本書の抜粋では今一つそそられず。クリストファー・リーが表紙の薔薇十字社の初版へのオマージュなのか、キッチュな表紙は何だか昭和風な気がする。2023/06/06

ふるい

10
18世紀革命前の時代の空気を反映したゴシックロマンス風のジャン・ミストレル「吸血鬼」と、民間伝承と見せかけて実は完全な創作であるという、プロスペル・メリメ「グスラ(抄)」を特に面白く読んだ。2023/02/24

キュー

1
吸血鬼テーマのクラシックな作品を読みたいと思っていたので、ちょうどこの新装版が目に留まり読んでみた。古い作品の復刻だからって字が小さ過ぎる。そこまでそのまま復刻じゃ無くてもいいんじゃないのか。読み辛いよ。シュールな作品も多く、理解し切れたかといえばそうじゃない物もあったけどその雰囲気は充分感じられた。どれも怖くて良かったと思う。そしてホームズの短編があったのは驚いた。これがいちばん読みやすいし面白かったかも。ただ吸血鬼物としてでは無いけど。ホームズのシリーズを読みたくなった。2023/06/23

ナナシ

1
「吸血鬼」に関する、様々な国で描かれた話が詰まったとてもいい作品でした。編者の「吸血鬼愛」がひしひしと伝わる1冊です。 中には「これって吸血鬼の話……?」てなる話もありますが、その話に関しても編者があとがきで補足をしてくださっています。 典型的で伝統的な吸血鬼の話もあれば、変わった視点から描かれた吸血鬼の話もありました。1話1話がちょうどいい短さ、短編集のようで、手軽に読むことができます。 「吸血鬼」が好きな方はぜひ手に取って読んでみてください。2023/03/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20574505
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。