出版社内容情報
大英帝国統治下のインドの地方都市を舞台に、多様な登場人物の理解と無理解を緻密に描き、人種や宗教、東洋と西洋、支配と非支配といった文化的対立を、壮大なスケールで示した不朽の名作。
著者情報
1879年ロンドン生まれ。20世紀イギリスを代表する小説家・批評家。異文化間の相互理解をめぐる名作を多く遺した。おもな長篇に『ハワーズ・エンド』『眺めのいい部屋』など。1970年没。
内容説明
大英帝国統治下、泥のような貧民街と緑豊かなイギリス人居留地が隣接する地方都市。インド人青年医師と「本物のインド」を知りたいイギリス人令嬢が、古代の闇の神秘が宿るマラバー洞窟を訪れる。当地に渦巻くさまざまな文化的葛藤。支配と被支配、西洋と東洋、人種や宗教といった社会的分断を壮大なスケールで描いた不朽の名作。
著者等紹介
フォースター,E.M.[フォースター,E.M.] [Forster,E.M.]
1879年ロンドン生まれ。20世紀イギリスを代表する小説家・批評家。異文化間の相互理解をめぐる名作を多く遺した。1970年没
小野寺健[オノデラタケシ]
1931年横浜生まれ。翻訳家・横浜市立大学名誉教授。2018年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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