出版社内容情報
人種差別の嵐の中、末期ガンの70歳の女性がホームレスの男と心を通わせる。遠方の娘への愛と暴力的な現実。ノーベル賞作家の傑作。
内容説明
末期ガンの痛みに耐えながら、暴力で分断された社会を生きる七十歳のミセス・カレン。ある日自宅の敷地に現れたホームレスとの奇妙な交流が始まる。強圧的で無礼な警察官、子供時代を奪われた少年たち…恥や真実を失った“鉄の時代”に、彼女は最愛の娘への最期の手紙をその男に託す。ノーベル賞作家が苛烈な現実と格闘した傑作長篇。
著者等紹介
クッツェー,J.M.[クッツェー,J.M.] [Coetzee,J.M.]
1940年、南アフリカ・ケープタウン生まれ。2003年ノーベル文学賞受賞。作家、批評家。74年『ダスクランズ』でデビュー。『マイケル・K』(83)、『恥辱』(99)で英ブッカー賞を2度受賞。現在オーストラリア在住
くぼたのぞみ[クボタノゾミ]
北海道生まれ。翻訳家、詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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