河出文庫<br> カザノヴァ回想録〈第10巻〉性と愛の哲学

河出文庫
カザノヴァ回想録〈第10巻〉性と愛の哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 486p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309465401
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0197

内容説明

不幸なハノーヴァ家を援助し末娘ガブリエラを恋人にいたカザノヴァは、やっと深い失恋から立ち直る。ロンドンを脱出した後、プロシャ皇太子やフリードリヒ二世との謁見の栄誉を賜る。また、ロシアの女帝エカテリーナ二世とも会談を交わしたり、東欧の貴族や貴婦人、令嬢たちと様々な交遊を楽しむ。しかし、ポーランド国王とウィーンの女帝マリア・テレジアから国外退去の命令を受けた彼は、幸運が訪れない苛立たを覚えながら、ふたたびパリへ向う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mak2014

5
デュルフェ夫人、ブラガディーノ氏と相次いで金づるが亡くなり、年齢的な衰えもあり、カサノヴァの運の衰退が描かれるのが多くなってきている。ドイツ、ポーランド、ロシアと上流階級とのつながりを持ちながらも、追放されたりし、ひとところに長く居座れない状況が続いている。カサノヴァの遍歴をみていてもヨーロッパ、ロシアというのは国を越えたつながりを感じる。2017/02/11

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