河出文庫 顔は口ほどに嘘をつく

エクマン，ポール【著】〈Ｅｋｍａｎ，Ｐａｕｌ〉/菅 靖彦【訳】

河出書房新社（2018/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 408p／高さ 15cm
• 商品コード 9784309464817
• NDC分類 141.67
• Cコード C0111

出版社内容情報

顔は本音を語っている！　感情研究の第一人者が、相手の感情を読み、自分の感情をコントロールする技術を教える、画期的な指南書。

ポール・エクマン［エクマン，ポール］
著・文・その他

菅 靖彦［スガ　ヤスヒコ］
翻訳

内容説明

「顔」は多くの嘘をつく。しかし表情が変化する一瞬には必ず、本音を見抜くヒントが含まれている！喜怒哀楽が生まれる源泉と、その感情が表情にあらわれるメカニズムを精緻に解き明かす。ＦＢＩやＣＩＡにも協力してきた感情表現研究の第一人者が指南する、相手の本当の感情を読み、自分の感情をコントロールするための画期的な「顔の読み方」入門。

目次

顔の表情を読むテスト
１章　文化と感情
２章　人はどんなとき感情的になるか？
３章　どうすれば感情的にならなくてすむか？
４章　感情的になるとどんなことが起こるか？
５章　悲しみと苦悩
６章　怒り
７章　驚きと恐怖
８章　嫌悪と軽蔑
９章　楽しい感情
おわりに　感情とともに生きる

著者等紹介

エクマン，ポール［エクマン，ポール］ ［Ｅｋｍａｎ，Ｐａｕｌ］
心理学者。２０世紀でもっとも影響力のある心理学者の一人にあげられ、顔の表情や嘘の研究で世界的に知られる。１９５８年、アデルフィ大学で心理学の博士号を取得した後、２年間ニュージャージーのＵＳアーミーで主席心理学者として仕えた。ＦＢＩやＣＩＡなど政府機関の感情表現アドバイザーを務める

菅靖彦［スガヤスヒコ］
翻訳家、セラピスト。国際基督教大学卒業。日本トランスパーソナル学会顧問（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜郎自大]

少し冗長気味ではあった。眉間と口元が注意すべきポイントかと思われる。少し意外だったのが「表情を作ればそのような感情が呼び起こされる」ということ。ダライ・ラマ師との話で落ち着いて見つめることが感情を爆発させないこと、と言っているが、一方で師も一般人と同じく瞬間的に感情が湧き起こることを認めている。感情が湧き起こった後の一定期間は誰もそれを抑えることができないのだが、その後にどの程度落ち着かせられるかは注意力次第。自分の感情に意識を向けると落ち着けるかもしれない。

2020/10/19

[スプリント]

ちょっと難解なところもありましたが表情が意味する感情の見分け方とその複雑さについて理解が深まりました。

2018/12/15

[nnnともろー]

書かれている内容はその通りなんだろうけど、なぜか読みづらかった。

2019/04/21

[K]

驚きとビックリとか、嫌悪と軽蔑って似てるようで違うものだと思わされた。感情って色々あるもんだな。

2019/10/13

[トウリン]

感情がもたらす表情の変化について4割、感情そのものについて6割、という感じ？　何故その感情が起こるのか、とか、その感情への対処法とか。怒りは私にとって一番用がない感情なのだけど、自分の思考の動きを客観的に見てコントロールする、というのは割と昔からやっていた。無意識だったからこの本を読んで初めて『そうしていること』に気付いたのだけど、逆に、世の激昂する人たちって、これをしてないからあんなふうにエスカレートするのかな。

2020/09/30