河出文庫<br> リプリーをまねた少年

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河出文庫
リプリーをまねた少年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309464428
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

犯罪者にして自由人トム・リプリーを慕う少年は、父親を殺した過去を告白する……二人の奇妙な絆を描く、リプリー・シリーズ第四作。

パトリシア・ハイスミス[ハイスミス,P]
1921-1995年。テキサス州生まれ。『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞。

柿沼 瑛子[カキヌマ エイコ]
1953年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。訳書にアン・ライス『ヴァンパイア・クロニクル』シリーズ、エドマント・ホワイト『ある少年の物語』他。共編著に『女性探偵たちの履歴書』他。

内容説明

数々の殺人を犯しながらも逃げ切ってきた自由人、トム・リプリー。悠々自適の生活を送る彼の前に、億万長者の家出息子フランクが現れる。少年は父親殺しの罪を犯していた。トムは自分を慕う少年とともにベルリンへと旅立つが、その地で誘拐事件に巻きこまれる…男と少年の奇妙な絆を美しく描き切る、リプリー第四の物語。改訳新版。

著者等紹介

ハイスミス,パトリシア[ハイスミス,パトリシア] [Highsmith,Patricia]
1921年、テキサス州生まれ。45年に「ヒロイン」が雑誌掲載され作家デビュー。『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞。サスペンスの巨匠として多くの作品を発表。生涯の大半をヨーロッパで過ごした。1995年、没

柿沼瑛子[カキヌマエイコ]
1953年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

27
タイトルは原題=The Boy Who Followed Ripleyのうち「Follow」を「まねた」と訳しているが、事実を誤解されるきらいがある。フランクはリプリーの過去の所業を知った上で近づいてきたのではなく、偶然リプリーと同じように不可能犯罪を起こしてしまったというだけだ。リプリーみたいに腹が据わっているわけではないフランクは、罪の意識やら何やらを打ち明けつつ、なかなかリプリーの家から出ていかない。解説後書きにあるように、当時のハイスミスの恋人事情が影響しているようだ。2017/06/30

panam1927

17
★★☆☆☆2017/05/11

ふるい

10
リプリーシリーズ、第四作目。アメリカから家出してきた少年フランクを匿うトム・リプリーは、父親殺しの罪悪感に苦しむ少年にかつてディッキーを殺した時期の不安定だった自分を重ね、しだいに親愛の情を抱きはじめる。それにしても、退廃的な西ベルリンの夜の街で遊ぶ、トムとフランク少年の描写の妖しさったらない。訳者あとがきにもあるが、今作は今までと比べてもかなり同性愛の匂わせ描写が多いようでした(うふふ…)。ベルリンの熊のぬいぐるみが気になる〜。2020/11/04

mim42

3
筋の疾走感を殺した反面、主人公の思考のうねりが時折顕在化する。なんとそれはメタリカが1991年に採用した手法ではないか。2017/07/09

モーリス

2
ツッコミどころ多数。いやいや、、と呟くこと数知れず。でも、面白い。こっちが深読みしすぎてるだけかも知れないけど、不穏な緊迫感が漂い続ける。誰が裏切るんだろう、どう展開するんだろう、と期待してページをめくる。めくって、めくって、、ラストへと。筋としてはいい作品とは言えない。でも、読ませる作品だった。2017/10/11

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