内容説明
「この時代に逆らって、来たるべき時代のために」書かれたドゥルーズ=ガタリの最後の共著にして、その思想の総決算。内在平面‐概念的人物‐哲学地理によって「哲学」を総括し、カオスに立ち向かう三つの平面として哲学‐科学‐芸術の連関を明らかにする。世界への信をうちたてながら、人間をこえる限りなき生成/創造へと思考を開く絶後の名著。
目次
序論 こうして結局、かの問は…
1 哲学(ひとつの概念とは何か;内在平面;概念的人物;哲学地理)
2 哲学―科学、論理学、そして芸術(ファンクティヴと概念;見通しと概念;被知覚態、変様態、そして概念)
結論 カオスから脳へ
著者等紹介
ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル][Deleuze,Gilles]
1925‐1995
ガタリ,フェリックス[ガタリ,フェリックス][Guattari,F´elix]
1930‐1992
財津理[ザイツオサム]
1947年生まれ。思想研究家(現在、法政大学教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
wadaya
11
深夜ふと目が覚めて、無性に考え事をしたくなることがある。ガラス越しにボウっと外の景色眺めるように過去の不特定な断片を思い浮かべる。何か見えないものに輪郭を与えるかのように。哲学は決して難しいものではない。ただ捉えようがないと言えばその通りだと思う。正解があるわけでもないし、議論の対象にもならない。哲学が何故人生最期の問いとなり得るか?それは哲学というものが概念の創造、つまり個々の誕生から死に至るまでの現時点での自分自身を定位する試みであるからである。しかしその次の瞬間には過去の自分を見てまた溜息をつく。2018/11/24
roughfractus02
10
「哲学とは何か」と問うのは老年の哲学者の仕事だという。逆円錐的な生の渦の速度が鈍化し、渦の外との関係が主題となる老年では、観念と印象でできた記憶の内側に外を潜在させるもの、孕まれたもの(conception)、概念(concept)が前景化する。著者たちは本書で、観念にも印象にも異質だがそれらを構成する概念に沿ってその共立性、生成、絡み合いを示すアジャンスマン(『千のプラトー』では「アレンジメント」)から哲学の地図作成を試みる。その試みはカオスからコスモスへは移行せず、カオスに隣接する脳自体を舞台とする。2026/01/03
またの名
10
タイトルに釣られた素人がいたら可哀想な本ランキングの間違いなく上位。カオスに立ち向かい交わるそれぞれの平面で芸術は感覚、科学はファンクション、哲学は概念によって事に当たるということを、観照や問いと問題や物体と出来事や速度と内在や領土性(これはガタリ?)といったドゥルーズ固有の概念で示す。宗教的形象・現象学的ウアドクサ・コミュニケーション・オピニオンの表明合戦への嫌悪が至る所で述べられていてニヤリとしてしまう。目の醒めるような新しい概念創造の仕事というよりも、やはり老年を迎えた者の自問と言うにふさわしい書。2013/07/15
Ex libris 毒餃子
8
芸術論のところしか分からなかったです。2023/10/27
ラウリスタ~
8
あ、これ無理な本だ。って半ば以上読んでから気が付いて、後半は読み飛ばした。これ、たぶんドゥルーズのなかでもダントツに読みにくいんじゃないかと思う。タイトルだけみたら啓蒙書っぽいのに。いんやー、厳しい。2014/03/15
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