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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
33
「夢見る宝石」「一角獣多角獣」「人間以上」この三作品を私がまだ若い頃に日本語訳し出版してくださったことにに、本作を読んで本当に心から感謝致します。アメリカで再評価が見直され全集まで出版されていると言うが、逆に本作を読むとスタージョンの評価が下がっていきそう…今、何ゆえの再評価なのかが、本書を読むと逆に判らなくなる。2011/06/12
kochi
21
雨の夜、瀕死の女性を連れて帰り、手当てをして甲斐甲斐しくも世話をするその男。そして女の回復の後、彼がとった行動は… 名作「人間以上』の作者で、SF作家として知られるスタージョンの犯罪小説を中心に集めたと言う短編集。「人間…』しか読んでいなかったので、ある意味衝撃。犯罪と言っても、平穏な日常のすぐ隣にあるクレバスに、気がついたら落ち込んでしまった、ああ、と言う感じ。編者の「半世紀も前にこんな小説月書かれていたとは…」以外に言葉はない。そして、決めました、スタージョン、全部読む^_^2020/06/20
sei
18
1人の作家にこれ程夢中になったのは、初めて。本書を一言で表現するならば「人間の常識を、外れた者の人間味」だと思う。側から見たら常軌を逸した行動であっても、本人の中では、絶妙なバランスで成立している。そんな事象を、スタージョンは深く掘り下げる。登場人物の行動の異常さに驚いても、背景にある気持ちは、何となく分かってしまう。そんな自分が怖くなる。だからこそ私は、アウトサイダーにとっての「輝く断片」が、誰かを豊かにするものであって欲しいと、切実に願いたくなるのだ。2025/05/06
白黒豆黄昏ぞんび
18
後半になるにつれてどんどん面白くなっていきました。一応、表題の「輝く断片」に合う構成になってるんだよね。「君微笑めば」「ニュースの時間です」「ルウェリンの犯罪」は突き落とされるラスト。この三つが特に良かったんだけど、どれもどこか大事な部分が欠落している男が出てきて、わたし好みの絶望感が濃いバッドエンドでした。2012/11/19
ぷら
13
お気に入りの小説「夢みる宝石」の作者の他の作品も読んでみたい!と思って…何年?やっと読めた! 「夢みる宝石」が大好きなあまり、スタージョンってこういう作品も書くんだ…ととても新鮮な驚きがあった。ミステリらしい、けど、その一言で済ませたくはないなぁ…。 表題作の輝く断片はこの短編集の最後に収録されていて、だからこそ読み終えてから表紙を見ると…。なんで、こうなってしまったんだろうと思う。思うけど、でも、分かる。 「夢みる宝石」を期待すると外れるけど、スタージョンが描く人間って、考えさせられるなぁ。 2025/12/27




