河出文庫
不思議のひと触れ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309463223
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

神話的な輝きを放つ、“アメリカ文学史上最高の短篇作家”シオドア・スタージョン。その魔術的ともキャビアの味とも評される名短篇をここに集成。どこにでもいる平凡な人間に、不思議のひと触れが加わると?―表題作をはじめ、デビュー作他、全十篇。

著者等紹介

スタージョン,シオドア[スタージョン,シオドア][Sturgeon,Theodore]
1918年、ニューヨーク生まれ。『人間以上』で国際幻想文学賞受賞。85年没。世界幻想文学大賞生涯功労賞が贈られる

大森望[オオモリノゾミ]
1961年生まれ。京都大学文学部アメリカ文学科卒。翻訳家、書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miroku

24
私の心に不思議のひと触れ。まさにスタージョン作品の印象そのもののタイトルだ。2014/05/03

bowmorelover

14
シオドア・スタージョン2冊目。最初に読んだのが「人間以上」からだったので読みやすかった。ひとつな短編を読み終えるたびにしばらく余韻を味わっていたい、そんな短編集でした。これが「キャビアの味」か!2011/12/15

moco

13
SFはもちろんのこと、ミステリ、ホラー、ファンタジーそしてジャズ小説と、スタージョンの幅広い魅力が詰め込まれたまさに珠玉の短篇集である。なんということはない日常を、ほんのひと触れでたちまち不思議な物語に変えてしまう作家の天才的な筆力にただただ驚き、感動させられた。些細な描写がとてつもない輝きを放ち、ひとつひとつの言葉が色を持つように鮮やかで心を奪われてしまう。とにかくすべてが巧い。「裏庭の神様」、「タンディの物語」、「雷と薔薇」が特に印象に残った。2011/09/14

木南木

13
感動、なんて言葉を頻繁に使うと頭が悪そうだけど、「孤独の円盤」には本気で感動した。わりとストレートな愛の物語なんだが(とはいえスタージョンらしいのだと思う、あまりスタージョン読んでないから何ともいえないが)、陳腐な物語にならないところがすごい。普段小説に感動なんてまったく求めていないのだが、これにはちょっとやられた。2010/10/17

けいちゃっぷ

12
ほとんどの作品は最初はちょっととっつきにくい感じですが、それを過ぎてしまえばあとは物語にのめり込むのは必至ですね。次の作品を読み始めると、前の作品の残像が頭に残ってていけない。こんなことは他の短編集ではほとんどなかったな。420ページ2009/10/04

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