内容説明
「いつの日か、世紀はドゥルーズのものとなるだろう」とフーコーをいわしめたドゥルーズの主著にして代表作。ニーチェ、ベルクソン、スピノザらとともに、差異を同一性から解き放ち、反復を“理念”の力=累乗の特異性として発見する時、新たな生と思考がはじまる。かぎりない力をひめた怪物的な書物。
目次
序論 反復と差異(反復と一般性―行動の視点からする第一の区別;一般性の二つのレヴェル―類似と等しさ ほか)
第1章 それ自身における差異(差異と暗い背景;差異を表象=再現前化するということは必要なのだろうか―表象=再現前化の四つのアスペクト(四重の根) ほか)
第2章 それ自身へ向かう反復(反復、それは、何かが変えられること;時間の第一の総合―生ける現在 ほか)
第3章 思考のイマージュ(哲学における前提の問題;第一の公準―普遍的本性タル“思考”の原理 ほか)
著者等紹介
ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル][Deleuze,Gilles]
1925年生まれ。哲学者。1995年、自ら死を選ぶ
財津理[ザイツオサム]
1947年生まれ。思想研究家(現在、法政大学教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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