内容説明
紀行文学の最高傑作。インディアンの血をひく著者が魂の交感の旅に出た。“もう一つの『路上』”待望の文庫化。
目次
1 東へ
2 東南東
3 南南東
4 南南西
5 西南西
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
34
失職して、さあ全国一周でもするかと旅に出る勇気がうらやましい。著者はインディアンのスー族の血も引いていて、奥さんはアパッチ族の血を引いている。珍妙な地名を経由地にするというアイデアが良い。旅先々の住人とのふれあいで含蓄ある言葉を賜っていく。差別や経済問題も横たわっている。アメリカの歴史はインディアンのつながりがわかると風土、環境にマッチしているから深みが出てくる。カレンダーの数で食堂を観察する著者の視点が面白い。南西部を抜けて西海岸地域までで後半へ。2021/09/29
すいれん
1
ドミニック・ローホーの本に載ってたので、図書館で検索。ロードムービーみたいな感じかな?と思ってたけど歴史文学植物料理宗教等々幅広く繰り広げられ。…地図みたり植物図鑑ひろげたりしながら読む。軽快で重厚で、読みごたえあり。…まだ、下巻があるわ(汗)2016/03/19
angelorphan
0
最近の本よりこの人はこっちが面白い2010/11/25
-
- 電子書籍
- 不連続の世界 幻冬舎文庫