河出文庫<br> アメリカン・ビート〈1〉

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河出文庫
アメリカン・ビート〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784309460840
  • NDC分類 934
  • Cコード C0198

内容説明

わが国でのアメリカン・コラム・ブームの火つけ役となった、ボブ・グリーンの記念碑的傑作コラム集。失脚後のニクソン、大量殺人者スペック、ビートルズ、ヒュー・ヘフナー、クリスティ・マクニコルなどの有名人だけでなく、自分は癌だと告げる若い女性、有名な大歌手を父に持った平凡な息子、初恋の女性、野球少年など、ごく普通の人々の人生ドラマを的確な筆致で鮮やかに浮き彫りにして、コラムの面白さを満喫させてくれる34編。

目次

タフガイ・コンテスト
化粧室の歌
サムシング・ブルー
リムジン車
思い出の指輪買います
シナトラ・ジュニア
お尻のコピー
帰らざる日々
さようならジャック
両親のこと
ビートルズ
殺人者スペックとの対話
野球そして人生の真実
ニクソンの孤独
処刑を見にやってきた〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

88
先日、沢木耕太郎さんの「彼らの流儀」を読んで、同じようなイメージを抱いたので、なつかしく手に取りました。この本は出版された当時に評判となったコラム集です。普通の人や有名人(シナトラ・ジュニア、ニクソン、ビートルズ)やご自分のことなどをうまく読ませてくれます。まるで小さなドラマを見ているような感じがします。第2集も読みなおします。2023/04/30

ジョニジョニ

6
60〜70年代のアメリカンコラム。特に大統領失脚の6年後、孤独なニクソンと二人で話すシーンが印象的でした。ごく普通の老人らしい雑談もするけれど、「感情なんてやっかいなものを持ってたら、とてもこれまでやってこれなかっただろうな」と話し、ベトナムからの撤退を決めた大統領就任当時の演説中、十代の女の子に「人殺し」とツバを吐きかけられた時、「あれはきつかった」と言う。今、アフガニスタンからの撤退を進めるバイデンさんと重なって見える。やっぱりひどいこと言われてたりするんだろうな。2021/08/29

うぱこ

4
“コラムニスト”なんてうさんくさー、と思ってたけど案外ステキな人かもしれないですね。2011/07/29

h k

2
山際淳司や沢木耕太郎の著作が好きで、近い雰囲気を感じて購入。 後で調べてみたら、筆者と沢木さんは同学年、山際さんは一つ下だった。 彼らから共通して受ける印象としては、青春の60年代を心のどこかにしまい続け、特別な想いを持って回想していることと、派手な成功者ではなく、挫折した者や盛りを過ぎてしまった人、名もない平凡な人を取り上げているということがある。 70~80年代日本の文化にはアメリカへの憧憬のようなものも感じるが、このボブ・グリーンは彼らにとっては憧れだったのか、同時代の仲間だったのか。2021/08/21

デシベル

2
さらさら読めてしまった。

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