河出文庫<br> アイガー・サンクション

河出文庫
アイガー・サンクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 425p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309460147
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

13
アイガーの自然のもつ厳しさと悪意のために、登頂のたび流されてきた登山家の血の量に比べれば、パートタイムの殺し屋の苦労や悩みがちっぽけに思えて、当の殺し屋も同じ結論に達してたことにとても共感できた。うんちくの細やかさと文章にピリッと皮肉が効いているところはさすがトレヴェニアンという感じ。2016/11/25

Tetchy

8
これは最高!後からじわじわ来る満足感。なにしろキャラクター全てが魅力的。2008/11/11

abk1

6
 やっとトレヴェニアンのデヴュー作を読んだが、期待が大きすぎたのか、、、。登攀シーンはよかったが。2017/04/29

月曜は嫌い

5
結構昔に観たイーストウッドの映画は少し残念なできばえだった。映画は、原作の設定をかなりそぎ落として、登山の映像で見せる作りになっていた。映画的なポイントの置き方としては仕方がないということだろう。一方で原作は、クライマックスの登山シーンがよくわからない。こちらの知識がないせいもあって、頭の中で映像として浮かんでこない。原作ほうが遥かにいいが、こちらもちょっと残念。2015/05/10

fritzng4

4
言わずと知れたイーストウッド監督主演作の原作。ラスト100ページくらいは登山用語が頻出して読んでいてしんどいし情景が浮かびづらいが、ドラゴンという珍妙なボスとその手下のいかにも頭悪そうなポープといったキャラクターの造形は面白いし、ジェマイマとの出会いの場面のウィットに富んだ会話、ベンとの友情など読みどころは沢山ある。それにしても、美術を専門とした大学教授が実は殺し屋で且つ登山家でもあるという荒唐無稽な設定は秀逸だし、この主人公像は常人には決して思いつかないものだろう。2024/02/13

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