河出文庫<br> 人生の観察

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河出文庫
人生の観察

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309422725
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【目次】
・
第一章 人は、こうして生きる──生き方と美学
夢を売る
捕虜
武士の情け
たぁー
あいよッ
U氏の趣味
酒は真剣に飲むべきもの
アル中患者
日本の風土
気づく
特技
顔を伏す
鰻と釣針
走る朱の色
・
第二章 人は、社会の中にいる──暮らしとものの見方
電信柱
偽医者
役に立たぬ家庭医学書
「内視鏡」日本人が開発
生活費のために
もしかすると
レイタス
許さぬ
われらが大地
新首都岩手論
「……のために」
セミプロ
傘の袋
収集家
文壇の電話番号
偉い
・
第三章 人は、世界を知る──言葉と場所
不徳のいたすところ
牛になる
親爺と現代
泉筆・万年ピツ・万年筆
物故作家の手紙
読書と人間──あの中学三年の夏の日々
チャンチキ
蛙の腹
灰皿
簡単ながら……
旅の良さ
食物の顔
八丈島の玉石垣
住めば都
・
第四章 人は、すぐそばにいる──家族と忘れえぬ人々
父親の甲斐性
夫婦ゲンカ
犬の眼
背広と式服のこと
Kさんのこと
沖縄の個人タクシー
トンネル屋
手をふっていた人
サイン会にて
銃を置いた人
潮の臭い
・
第五章 人は、時間を生きる──記憶と継承
歴史という長い鎖
豊漁と天災
昔の味・今の味
道を引き返す
遠い火事
六尺ふんどし
古典落語
金魚の仔たち
睡眠薬
昭二・昭という名前
空の記憶
桜の咲くころ
時間は確実に流れる
牛乳店


【目次】

内容説明

取材の鬼、記録の人。作家吉村昭は、観察の達人にして人生の達人でもあった。簡潔な文章の端々に、観察眼が冴え渡る。日々の暮らしに宿る生き方と美学、家族の風景、忘れえぬ人々…。人間の哀歓と人生の滋味あふれる感動のエッセイ!「昔の味・今の味」「歴史という長い鎖」「時間は確実に流れる」等、六十九篇を収録。

目次

第一章 人は、こうして生きる―生き方と美学(夢を売る;捕虜 ほか)
第二章 人は、社会の中にいる―暮らしとものの見方(電信柱;偽医者 ほか)
第三章 人は、世界を知る―言葉と場所(不徳のいたすところ;牛になる ほか)
第四章 人は、すぐそばにいる―家族と忘れえぬ人々(父親の甲斐性;夫婦ゲンカ ほか)
第五章 人は、時間を生きる―記憶と継承(歴史という長い鎖;豊漁と天災 ほか)

著者等紹介

吉村昭[ヨシムラアキラ]
1927年、東京生まれ。学習院大学中退。在学中に同人誌「学習院文芸」(後に「赤絵」)に参加し、作品を発表する。66年『星への旅』で太宰治賞、73年『戦艦武蔵』『関東大震災』などで菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、85年『破獄』で読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞、同年『冷い夏、熱い夏』で毎日芸術賞、94年『天狗争乱』で大佛次郎賞受賞。2006年7月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

127
没後20年。私の亡き父や老いた母と同世代の吉村さん。『人生の滋味溢れるエッセイ!』とある。若い頃の大病・手術を経て79歳で亡くなるまで波乱万丈の生を生き切った。時代だろうかちょっと古く感じるものの、それはそれとして69篇を毎日少しずつ読んだ。来年は生誕100年か・・2026/07/31

KAZOO

99
吉村さんの小説は以前かなり読んだものでした。ドキュメンタリーノベルというか、「プロジェクトX」を思わせる作品が多かったように感じました。最近河出文庫からこの作品を含めて2冊のエッセイが出ました。短い文章ながらきちっとした性格がよく表れていて、最近の若い人向きではない感じもします。私は嫌いではないのですが、あまりに堅苦しすぎるという人もいるかもしれません。2026/09/26

Shoji

28
昭和二年生まれの吉村昭の頑固で骨太なエッセイ。世間の悪しき風潮、悪しき慣行をぶった斬っています軽薄な時代に流れつつあることを憂いています。戦争を美化する世を憂いています。痛快です。いずれ、昭和生まれの人間は絶滅します。その時、ニッポンはどんな国になっているのであろうか。そんな感想を抱いてしまった。2026/10/10

檸檬の木

18
今から20年前に79歳の生涯を閉じた吉村昭さんが生前に新聞、雑誌に掲載したエッセイ集。昭和一桁生まれということで、時代の違いから古く感じるところは数多くあったが、取材の鬼、記録の人、観察の達人と帯で謳っているが、自らの美学があり絶対に超えてはならない一線を頑なに守り通した漢であった。鋭い観察眼には竹を割ったような真っ直ぐな人となり、生き様が随所に現れており、感慨深い一冊でした。取材で出会った人たちとのエピソードやトリビア、豆知識もあった。時間がある時にゆっくりと作品を読んでいきたい作家さんです。 2026/08/18

naotan

11
自殺を考えるほど深刻な病を抱えていた著者が、倉田百三に救われた話にぐっときた。本は読むものですね。2026/07/23

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