出版社内容情報
【目次】
内容説明
自ら命を絶つまでのわずか十年の画家人生で二千点以上の絵を描いたゴッホ。だが生前に売れた作品はたった一点のみだった…悲劇の画家がひまわりに究極の黄色を求めた理由、白の絵の具に込めた秘密、渦巻くタッチの謎など、画期的な視点から現代絵画の創始者であるゴッホを徹底鑑賞。他にも浮世絵に憧れ、南仏を日本と思い込んだ理由、耳切り事件の真相、弟テオやその妻ヨハンナの献身的な愛など、ゴッホの絵と人生のすべてがわかる決定版。
目次
1 ゴッホは、なぜ売れなかったのか 斬新な画風が嫌悪された理由
2 ゴッホは、なぜ画家になったのか 絶望した牧師の息子が絵画を志した理由
3 ゴッホは、なぜひまわりを描いたのか ゴーギャンにこの絵が捧げられた理由
4 ゴッホは、なぜアルルを日本と思ったのか 南仏に絵画の未来を見出した理由
5 ゴッホは、なぜ浮世絵に熱中したのか 日本が画家の理想郷に思えた理由
6 ゴッホは、なぜ急いで描こうとしたのか 油彩に不向きな早描きをした理由
7 黄色い狂気 ゴッホはなぜ究極の黄色を求めたのか
8 白い秘密 ゴッホは、なぜ大量の白を必要としたのか
9 アルルの寝室 日本人の買ったゴッホがオルセーにある理由
10 ゴッホは、なぜ耳を切ったのか アルルが悲劇の舞台となった理由
11 ゴッホは、なぜ麦畑を描いたのか みずから命を絶たなくてはならなかった理由
12 ゴッホは、なぜ愛されるのか 画家の魂が安息の地を得た理由
著者等紹介
西岡文彦[ニシオカフミヒコ]
1952年生まれ。多摩美術大学名誉教授。その画期的な著作によって、今日の名画解読型の美術コンテンツの先駆者となり、美術番組の監修も多く手がける。柳宗悦門下の森義利に入門、民芸技法を現代化して国展等で受賞した版画家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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