出版社内容情報
【目次】
内容説明
「人類を幸福にするのが私の仕事です」ハンバーガー屋の待ち時間でもサクッと読めてザクッと刺さる、極上のSF作品集。牛は食べたいが、動物は殺したくない、そんな人類の夢が実現した未来を描く表題作の他、大正電気女学生、石油玉、現代の箱男などが大活躍!全十五編(文庫化にあたり一編追加収録)。
著者等紹介
柞刈湯葉[イスカリユバ]
福島県生まれ。作家。2016年に小説投稿サイト「カクヨム」に投稿した『横浜駅SF』が、第1回カクヨムWeb小説コンテストSF部門大賞を受賞し、単行本化されてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
46
私のおすすめ作品は「令和二年の箱男」!VTuberが流行り、自分もやろうと思ったのが主人公の男。しかしなりたいものがなかった。自分のことを無個性な箱型の人だと考え、作ったものが「バーチャル箱男」。安部公房の『箱男』にちなんで作成。一番刺さったのは、箱男で外出したところ!新型コロナウイルスが流行っていたからといってその勇気流石すぎる😂そんな中Twitterに箱男が写真付きで上がった。だが、本人の思いとは違い、『近所のファミマにスネークがおった』と。箱男じゃなくて、メタルギアソリッドのスネークか😆2025/12/21
Tenouji
44
極めて面白った。恐らく、著者は、科学的な矛盾やエラーを「ボーナス・トラック・クロモソーム」と考えているのだろうw。更には、このボーナストラックを楽しめるかどうかが、「人類」であるかどうかの判断になるとまで考えているのかもしれないww。もちろん、この書籍を手に取るかどうかは、その方の選択にまかされているのだが…2025/11/30
なつくさ
40
タイトルが印象的なSF短編集。表題作である、まず牛を球とします。に、わくわくと?を馬にニンジンの如く吊り下げられまんまと食いつきました。まず、なつくさを馬としました。中でも好きだったのは数をたべる、ルナティック・オン・ザ・ヒル。前者は数と夢の話である。退屈な話代表格の数学の話と他人の夢の話が掛け合わせて面白い話へと見事にランクアップしている。後者は月人と地球人との戦争のお話。月の丘に腰かけて見下ろす戦場。目減りしていく酸素量。緊迫の状況にも関わらず緩めの会話との緩急。そして、衝撃。好きでした。2025/11/09
niisun
32
面白いSF短編集なのですが、それぞれの話の何が面白いのかを、巻末の『収録作解題』で解説しちゃうのが非常に面白い♪先月読んだ『言語化するための小説思考』を書いた小川哲さんが、たまたまこの本の解説で、“柞刈湯葉の面白さは、「フィクションを見つけてくる」ことにあると思う”と書かれていて、なるほどなと思わされました。どの短編も、世の中の当たり前と一見錯覚しているようなフィクション(日常に潜むフィクション)を巧みに炙り出しては、常識の儚さを突きつけてくるような作品ばかりで、シニカル且つニヒリスティックで良いです!2025/12/22
mayu
30
えっ!まず牛を球に?牛を球にしますってどういう…。タイトルが魅力的で本屋に行く度に気になっていたSF短編集。科学や物理に遺伝子に宇宙、さまざまなテーマの話がギュッと詰まっている。表題作と田中の話と交通安全責任課の話が好きだった。人間の仕事が無くなった世界や占領された東京などあってもおかしくないかもと思う。中にはちょっと難しいなと感じるものもありながらも個性を感じる話が多い印象。どういう視点で描いたかが描かれてるのが面白い。移動中とか外出先とかに持っていって少しずつ読むのにちょうど良かった。2026/01/26
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