出版社内容情報
【目次】
内容説明
江戸の一日は明け六ツの鐘の音とともに始まり、大奥の御錠口も長屋の木戸もこの時刻に開く。今の午前六時ごろ、将軍の起床する時間でもある。老中などの重職は午前十時には登城し、そのころには銭湯や本屋が開く。大江戸八百八町に生きた、あらゆる階層の人びとの、息遣いまでが聞こえるような昼と夜、時々刻々の生態を、時代考証家が活写。
目次
長屋住民の二十四時間(寛政四年二月十九日)
堀田家廃絶の二十四時間(万治三年十一月十五日)
綱吉・将軍宣下の二十四時間(延宝八年八月二十二日)
岡っ引・吉原権九郎の二十四時間(明和六年六月二十九日)
旗本・細田時富の二十四時間(天明元年十二月十九日)
艶次郎・吉原遊びの二十四時間(天明七年某月某日)
将軍・家慶の裏表二十四時間(天保十二年四月十五日)
定町廻同心の二十四時間(天保十二年十二月二十三日)
著者等紹介
林美一[ハヤシヨシカズ]
1922‐1999。大阪生まれ。大阪市立東商業学校卒。戦後、大映京都撮影所勤務。60年退社、江戸文芸・浮世絵研究家として独立。66年より時代・風俗考証家(映画・テレビ・舞台)としても活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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