出版社内容情報
【目次】
内容説明
キャリア警察官なのに現場にこだわる阿比留徹は警視庁の花形部門・刑事部捜査第一課の警部だ。身の回りの整理が一切できず、場の空気を読むのが苦手で超童顔。周囲から煙たがられながらも自称得意の「数学」で培われた「論理的思考」で事件解決に臨むのだが…。犯人は「カリスマ起業家」「女性代議士」「特殊メイクアップアーティスト」!?協調性ゼロの刑事と若手有望刑事のコンビが贈る、異色警察バディ小説!
著者等紹介
中村啓[ナカムラヒラク]
埼玉県和光市生まれ。東京都武蔵野育ち。第七回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞し、『霊眼』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イシカミハサミ
13
東大卒・父親が警察庁のエリート官僚の ボンボン警部が、 周囲に煙たがられながらも 独自の推理で事件を解決に導いていくミステリー集。 上記のとおりの人間模様なので 会話劇なども内容が面白いとかではないけれど、 とかくテンポがいいので それはそういうもの、程度の認識でどんどん読み進めていける。 事件を解決していくごとに認められていくのはお約束。 ただしれっと味方のような顔をしそうな女性巡査部長のスタンスは好きじゃないぞ?2025/08/09
きたさん
11
いわゆる倒叙モノミステリ。主人公の変人っぷりを際立たせるために仕方ないのだろうけれど、周囲のキャラがみなちょっと「嫌なやつ」になってしまっているのがもったいない。お話自体は特に難しいことを考えることもなく、軽く読めるライトミステリという感じ。ドラマ化するのはこういう作品が合ってるんじゃないかな、と思いました。2025/08/27
ICHI (atomic)
4
初作家 『ぼくは数学が得意だったから、推理はできると思うんだ』 協調性ゼロのキャリア✖️若手刑事が良い味出してて、最後一課のみんなの雰囲気が変わったのも良かった😌天敵のような存在の彼も良い感じだったし、こういう流れ好き。2025/09/21
you
3
初読み作家さん。コミュニケーション能力が欠落しているキャリア警察官と、お目付け役の後輩くんが事件を解決していく話。キャリア警察官の徹が偉そうにしているのかと思いきや、コミュニケーション取れず少々ポンコツなのがいい。話は犯人が先に分かってすすむ古畑(古い?)方式。どの話も難しい大がかりなトリックではなく、テンポよく読めた。13係の面々は感じが悪いなと思ったが、もしシリーズ化したら仲も少しずつ改善されそうな予感がする。続くかな…。2025/08/28
ブランノワール
2
面白かったです2025/09/11