内容説明
ドキュメンタリー製作のため、敬愛する作家ブコウスキーの足跡をたどる旅に出る作家「マーチダ」。プロデューサー・蟇目ヒシャゴ、笑福亭鶴瓶然としたディレクター・稲村チャルベなど、メディア界隈に棲息する外道どもに導かれる珍道中は、次第に地獄めぐりの様相を呈していく。最高にくだらなく、オフビートな実録ロード小説。
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
1962年大阪生まれ。「きれぎれ」で芥川賞、『告白』で谷崎潤一郎賞、『宿屋めぐり』で野間文芸賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めい
2
自分なら絶対に空港で帰る。そもそも空港まで辿り着けるかも怪しい。徒労だなダンスでは済まない。2025/02/16
ネルシュン
1
一種のロードノベルですが、町田康らしい言葉が満載で面白い小説です。2025/04/25
lsfid
0
町田×ブコウスキーってことで衝動買い。 「長幼の序」を理由にTV嫌いのマーチダが番組出演を渋々承諾するくだりから始まり、『テースト・オブ・苦虫』風なエッセイかしらんと思って読み進めるが、軽薄で自分本位なプロデューサー・ヒシャゴとディレクター・チャルベに絶句する…。 「実録」とあるが、これほんまに実録なのか!? だとしたらTV業界クソ過ぎるだろw TV制作サイドの異常な様を町田が痛快に(本人はモヤモヤだが)にこきおろす。国語力のない相手とコミュニケートするのは無理ですね。とりあえず町田さんお疲れ様でしたぁ。2025/05/28
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