内容説明
コルビュジェの建てた家を訪ねてスイスへ。モダンなデザインのテキスタイルや家具をさがして北欧へ。とびきりの朝食と庭、家庭的な雰囲気を求めてフランスの田舎町の小さなホテルへ―。旅から帰って、お土産や美術館のチケット、お店のカードを無造作にテーブルに出しておけば、記憶の断片からエピソードがこぼれだす。いつもとは違う時間、気ままな旅のスタイルを綴る極上のイラスト&フォトエッセイ。新装版。
目次
こんなホテルの朝食があったらいい
旅の荷物
朝のチーズ
銀のポットと銀のバターナイフ
ジャムを探し歩いて
バスク地方の薪焼きパン
ペリゴールの市場
ペリゴールのホテルの自家製パン
ニースの市場近くのお昼
お土産のキッチンクロス
ずっと探していた銀のポット
世界で一番好きなりんごケーキ
トナカイみたいなウェグナーの椅子
フィンランドの朝食
郵便博物館
ロシア料理店のジャムティー
ストックホルムの空港のお土産
暮らしの中のデザイン
Woolの魅力
ゆでたタラのデンマーク料理〔ほか〕
著者等紹介
堀井和子[ホリイカズコ]
東京生まれ。上智大学フランス語学科卒業。料理好きが高じて料理スタイリストに。84年から3年間、ニューヨーク郊外に暮らす。帰国後はシンプルで気のきいたレシピや器、雑貨、旅など暮しまわりのものごとを紹介。写真、イラスト、エッセイをみずから手がけ、独自のスタイルを確立する。カゴなどの作品、商品の企画デザインも行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろべると
8
20年以上前に出た3冊を再構成した文庫本であり、タイトルが気になり手にとった。ご主人と何度も欧州を旅行し、立派なホテルに宿泊し、マーケットなどを回る。よくある高級婦人雑誌の連載記事のような内容ではある。ただ興味深かったのは、ご本人も言われていることだが、料理とか物とか個別に捉えるのでなく、全体のデザインとして受け止めているようで、料理を盛る器から、テーブルの装飾、はては窓の外の風景までトータルなコーディネートを求める姿勢である。なので窓から陽が降り注ぐ朝食の記述が多いし、北欧デザインへの関心も高いのだ。2025/02/24
はるき
8
リニューアルされた本なので、 時代を感じる描写が多々。でもなんか、そこが良かった。自由気ままで余裕がある感じが好き。2025/02/13