内容説明
日航ジャンボ機御巣鷹墜落事故の被害者は日本人だけではなかった―遺族となり、長く苦難の人生をたどった英国人女性の証言から明らかになる、墜落事件の知られざる真実。彼女との出会いは、ボイスレコーダー等の情報開示に向けて、新しい扉を開いていく…。墜落事件の真相に迫る第一人者による告発のノンフィクション。
目次
はじめに 波のうねり
第一章 「外国人」遺族(消された存在―外国人遺族スゥザンの語り;SAKURA;ミッション ほか)
第二章 隠蔽の法則(英国人ネットワーク;政治的干渉という妨害;フィッシュスイミング)
第三章 情報公開への道(執念と信念;保存が原則―公文書への認識;逃してしまった刑事責任 ほか)
おわりに 次世代へ
著者等紹介
青山透子[アオヤマトウコ]
ノンフィクション作家。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程を修了、博士号取得。日本航空国際線客室乗務員を経て、客室乗員訓練部の技能をもとにした日航関連会社設立時に教務を担当し、企業、官公庁、大学等の人材教育プログラムに携わる。現在は弁護士、研究者、有識者と共に立ち上げた「日航123便墜落の真相を明らかにする会」(会長・吉備素子)の事務局を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
バイクやろうpart2
37
青山透子さん作品三作目です。立て続けに三作、読ませて頂きました。あまりに愕然とする内容に、このままでは絶対にいけないと思う一人になりました。作家さんのお名前、本名と思ってましたが、ペンネームだそうで、その名付けは、墜落現場に近い 元•上野村村長につけて頂いたとのこと、上野村の青い山々から『青山』、物事には透明性が必要であるとのことから『透子』 まさに、そのペンネームで以ってして、亡くなられた521人のために、これからも新たな真実を追い求めてくれること信じます。 2025/06/26
Tomomi Yazaki
16
幾度となく出版される日航123便の事件。陰謀論という言葉だけでかき消される被害者の、そして遺族の悲痛な叫び。それでも真実は消すことはできない。人々は平穏な日常にそれを持ち込むことを躊躇する。それでよいが、少なくとも安全地帯からの無責任な攻撃だけはしないでほしい。今回はこれまで語られることのなかった外国人被害者の悲痛な叫びから始まった。国、日航、裁判所が隠蔽する証拠の数々。ジャニーズ事件と同様に、言論統制が出来ない海外からのアプローチ。中曽根康弘という重しが外された今、その真相解明に一筋の希望の光が見えた。2025/02/06
100名山
5
日航123便には外国籍の犠牲者が22人とその遺族がいます。日本人男性と事実婚状態にありながら英国に幼い子を連れ半場強制的に帰国された英国人妊婦が居ました。事故後に生まれた子は38歳になり、始めて御巣鷹に登ったそうです。本書は外国籍の犠牲者や遺族に焦点を当て事故を見直していきます。そして真実の解明に向けてボイスレコーダーの開示を求めていきます。初版は令和元年で文庫化は同7年で最高裁がボイスレコーダーの開示要求を棄却した後です。著者は日航の責任を追及しますが、加害者はもっと大きな権力組織だと思います。2025/01/13
すばる
0
日航123便墜落によって「外国人遺族」が受けた苦悩をベースに、情報公開が阻まされている状況が詳述されている。当該機に外国人が搭乗され、あるいは外国人のご遺族がおられたということは恥ずかしながら知らなかった。欧米での事故調査の透明性と比較して、この事件が起訴されず裁判にもなっていないということも知らなかった。また、未だに機体の一部が海中にあり、しかも場所が分かっているのに、引き上げられていないということも。。どうも、きな臭いにおいを感じてしまう。真実は、いつか明らかにしてほしいものだ。2026/05/14
Hundley
0
日本はこの件を追及してなさ過ぎだなと思った、もうその状態が当たり前になってしまって、感覚が薄れていたが、登場する外国人の正当さとか正義感の方が普通じゃないかと思わされた。2025/12/06
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