内容説明
京都・ウトロ地区に在日コリアン3世として生まれ、苛烈ないじめと差別に遭った少年期。中学2年でジャグリングに出会い、見える景色ががらりと変わった―。家族のこと、世界を旅して知ったこと、アイデンティティのこと、それから自分の「役割」のこと…プロパフォーマーとして活躍する著者が語る、激動の半生の物語。
目次
1 いじめと差別(最初の記憶;ウトロ地区 ほか)
2 ジャグリングとの出会い(月刊コロコロコミック;ミニ四駆と工夫 ほか)
3 世界的プロパフォーマーへ(入国でひと騒動;まさかの結果 ほか)
4 ルーツを辿る旅(チベット編;ネパールからインド ほか)
5 僕の「役割」(ハラボジの遺言;パフォーマーの苦しみ ほか)
著者等紹介
ちゃんへん.[チャンヘン]
1985年、京都府宇治市・ウトロ地区に在日コリアン3世として生まれる。中学2年時にジャグリングと出会い、翌2000年にはアメリカのパフォーマンスコンテストで優勝、同年からプロキャリアをスタートさせる。「大道芸ワールドカップin静岡2002」では、最年少17歳ながら観客からの人気投票で1位を獲得。高校卒業後は海外で本格的にパフォーマーとして活動し、これまで世界82の国と地域で公演。現在は日本を拠点に、国内外で年間100を数える講演を行うとともに、学校公演にも力を入れている
木村元彦[キムラユキヒコ]
1962年、愛知県生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクションライター。著書に『誇り』『悪者見参』『オシムの言葉』(第16回ミズノスポーツライター賞)の旧ユーゴスラビア三部作など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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