内容説明
天才マンガ家、石ノ森章太郎による不朽の名作『サイボーグ009』。その誕生六十周年を記念して、“九人の戦鬼”が集結!豪華執筆陣が新たな息吹を吹きこんだサイボーグ戦士たちの活躍が、活字の世界でいま始まる。テレビアニメシリーズ第一作の脚本を務めた辻真先も特別参加、全九編収録の書き下ろしアンソロジー。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
115
ジョーのあの憂いに満ちた目が素敵だった、って、009ほとんど出てこないじゃん! あれはマンガの力だったのですね。文にすると面白みのないただのイケメン。 代わりに007存在感たっぷり。 誕生60周年に、9人の作家(ほぼ若手)が1作ずつ。2024/12/06
keroppi
68
「サイボーグ009」の世界に9人の作家たちが小説で挑む。それぞれに個性的で、9人のサイボーグたちの心を深く描いてみせる。「サイボーグ009」が誕生して60年になるのか。その時の流れを描いた作品もあったが、「平和のために戦う」というある意味矛盾した彼らの行為は、今の時代においても、訴えかけてくるものがある。2024/09/17
Die-Go
59
未完の超名作『サイボーグ009』。誕生から60年を記念して、九人の作家が書き下ろしアンソロジーを寄稿。beforeもあれば、afterもあり、どれも甲乙つけがたく、秀逸。これは『009』ファンなら買いです。★★★★★2024/07/22
のりすけ
34
初恋の人は009というヲ女子に蛇蝎の如く嫌われていた003。当然私も嫌いだったが、この本を読むと003が好きになる。苦労してはるんやなぁ…と。あと、008がむっちゃカッコヨス!ジミメンだったのにどんだけいい齢の取り方してんねん。005だけ不動のジミメンで気の毒。007がいろんな作家さんに使われてて、使い勝手の良いキャラですものね~ってなった。真面目優等生の009は面白みがないのよ。ところで芦田のおっさん(1979年の009アニメのキャラデザ)にもらった009のイラスト付きサイン、どこ行ってんやろ。2025/05/28
ネムコ
22
とても良い短編集だった。予想以上!読む前から知っていたのは辻真先氏だけだったけれど、ほかの書き手の方もプロフィールを見ればいずれも堂々たる経歴の方ばかり。キャッチーな同人誌に留まらず、原作を踏まえつつ独自の世界観を展開していて、普段二度読みをあまりしない私をして二度でも三度でも読みたいと思わしめた優良本。サイボーグ009ファンの方には是非お勧めしたい。2024/10/13