内容説明
時は天文二年(一五三三年)。村上義清に仕えていた若き日の石堂一徹は、並外れた武芸と戦術により家中で台頭していく。素晴らしき伴侶・朝日と愛娘にも恵まれ、すべてが順風満帆なように思われた。一方、甲斐を統一した武田勢の佐久侵攻がはじまり、村上家との直接対決が現実のものになりつつあった…孤高の合戦屋・石堂一徹はいかにして誕生したのか!?
著者等紹介
北沢秋[キタザワシュウ]
東京都生まれ。東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、2009年に『哄う合戦屋』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うさぎや
5
シリーズ第2弾は一徹の過去編。妻をめとり、家内にも問題なく、幸せな日々……なのだけれどここからどうなる。2024/05/15
Fumoh
2
合戦屋シリーズの二作目。しかしシリーズとは知らずに読みましたが、けっこう面白かったです。架空の武士、石堂一徹を主人公とし、北信濃村上家における活躍を描いていきます。上巻は石堂家の来歴から、一徹の(超)有能さと清廉潔白さ、石堂衆の紹介や、一徹の結婚、村上家中の固定化した階級制度、主君の村上義清との信頼関係などについて語っていきますが、オリジナルキャラクターとは思えないほど詳細な設定にびっくりしますし、キャラクターの作り込み・掘り下げは、ストーリー重視の歴史小説においては群を抜いています。合戦時の戦術の様子や2024/05/28
ササーキー
1
人間味が面白い2024/09/04