河出文庫<br> 捨子物語―高橋和巳コレクション〈3〉

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河出文庫
捨子物語―高橋和巳コレクション〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 441p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309420035
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

生れる子は本当は女に生れなければならない。しかし、不幸にも形だけは男に生れるだろう―第二次大戦末期、空襲に破壊される大阪を舞台に、死と孤独の淵を歩む少年を描いて、自らの生の原点に降り立った、著者の処女長篇小説。高橋文学の全てを凝縮した感動の名著。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

拳児

0
とても面白い。綾子がとても良い。綾子を失踪させて欲しくなかった。失踪してからも、度々綾子の話はでてくる。魅力あるキャラクターだった。2014/10/03

そうげん(sougen)

0
全集第一巻でこのお話を再読しました。短いスパンでの二度目の読了です。綾子が去り、美之が命を落とし、主人公の国雄は機械油の臭いのする新たな父を見出し、これまで自分が住んでいた世界を脱する。戦前・戦中・戦後の変化についての示唆が作中には多く示されているのだろうとまではわかっても、具体的にどこかどうなのかまでは考えが及ばない。しかし後に結実する『邪宗門』との関連のうえで、各キャラクターの個性を比較してみたくなりました。2022/06/22

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